診察::30 ページ30
「…ごめんね､ありがとう」
『い…いえ』
私からゆっくりと離れ優しく頭をポンポンと撫でられる
「それにしても…酔っ払っているのに夜ドアを開けるのは危険だよ」
『ごめんなさい…』
「ん､よろしい｡…なんてね」
クスッと笑って私の髪の毛に触れる
「…君の髪､本当に綺麗だ」
先生はとても愛おしそうな目で私を見て髪を撫でる
その目を見た瞬間ボンッと効果音がつくんじゃないかと思うくらい一気に顔を真っ赤にさせる
「っ大丈夫かい!?」
『あ…いえ……ホント…ずるい､寂雷さん…』
何故か再び涙が流れてくる
先生は何故私が泣き始めたのかわからず少し動揺してまた抱きしめてくれた
『ごめんなさい…今､なんかよくわかんなくて…』
「いいよ､何度でも胸を貸すから」
はぁもううう…
そんな優しい言葉をかけられると…もっと好きになっちゃうじゃん…
『……バカ…』
つい声に出して言ってしまった
しかし掠れるほど小さかったので多分聞こえてはいないはず…
「え?」
『っ!!?…すっすいません』
「あ…いや､今なんて?」
『…なんでもないです』
よかった…なんて言ったかわからなかったみたい
『はぁ…すみません､なんか色々…もう大丈夫です』
「あんまり溜め込みすぎるのはよくないよ｡また何かあれば言ってね､すぐに行くから」
『ありがとうございます｡…それよりも､どうしてここに?』
「…えと……」
『寂雷さん…??』
「…じ…実は､用事は…とくに､なくて」
『えっ?』
「ただ君に会いたくなった…というか…その」
まっ…まって…今の先生の顔写真に撮りたい
めっちゃ顔赤くして照れてる
目逸らして口元に手を当ててちょっと顔隠してるところがやばい
『…』
「…」
もうなんて返せばいいかわからなくて真っ赤にして目を逸らす2人
えっなにこれ……
『…ちょっとだけ…家でゆっくりしていきますか…?』
『あ､あぁ…ありがとう』
……ちょっと部屋散らかってた気がするけど…うん……大丈夫､かな…
￣￣￣￣￣￣￣
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しゃか(プロフ) - はおさん» めちゃくちゃに嬉しいお言葉ありがとうございます！！ヒプ初作品であまり自信が無かったのですがそう言っていただけで嬉しいです…！ありがとうございます🙇♂️✨ (2022年6月6日 20時) (
レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
はお - こんにちは。何周かさせていただいてます。久しぶりに来たのでコメントを残させていただきます。この作品は私が寂雷に落ちたきっかけで、よりヒプマイ生活が楽しくなった思い入れのある作品です。このようなお話を作ってくださり本当にありがとうございます。 (2022年6月5日 23時) (レス) id: 06c982d24f (このIDを非表示/違反報告)
しゃか(プロフ) - 斎さん» ありがとうございます…！いやほんとに先生かっこよすぎて尊いですよね (2021年6月20日 0時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
斎 - 寂雷カッコイイ尊い (2021年6月19日 8時) (レス) id: 8766145e6a (このIDを非表示/違反報告)
しゃか(プロフ) - 聖羅さん» あああっありがとうございます…！！ (2021年3月3日 10時) (レス) id: 69f25d052a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃか
| 作成日時：2018年7月25日 1時
