求愛行動 【浦島坂田船】

8話 ページ11

side urata



Aに見送られて玄関を出た

けど、センラがちょっと用事があるとかで先に車に乗って待っていた

数分後、Aと一緒に来て
これからAと暮らすから連れてきたと言われた

いや、何故そうなった？
まぁ後で事情は聞くとしてAと居れる時間が増えるのはこちらとしてもラッキーだし承諾した

車の中では、坂田とセンラがAの隣で
俺と志麻は前の席になった
親父？親父は別の車だよ

さ「んふふ♪A先輩と一緒！嬉しいわぁ」ｷﾞｭｰ
『さ、坂田くん！？…離して？』
さ「やーだ！先輩いい匂いする」
『…/////(赤面)』

顔赤くなってる…可愛い
唯、坂田は許さん隣なのをいい事に…！

せ「はいはい、坂田？Aちゃん困っとるんやで離そっか？(黒笑)」
さ「えぇー…」
せ「Aちゃんもごめんなぁ」
『大丈夫だよ』

センラよくやった！

し「そういやさ〜本家戻ったとしてAの部屋どうするん？」
う「空いてる部屋ぐらいあるだろ」
『ご迷惑お掛けしてすみません…』
う「いや、気にしなくていい。それに俺らも一緒に居たかったからな」ﾆｺｯ

振り向いて彼女に笑いかければ
彼女も安心したような笑みを返してくれた
やっば…くっそ可愛い

せ「そや！Aちゃん、いい加減俺のことセンラって呼んでや！」
『なんでですか？』
せ「あかんあかん！敬語も無しや！同級生なんよ親しくしてや！」
『まぁ確かに…じゃあ、センラ』
せ「そうそう♪よろしくな〜A！」
さ「センラ狡い！先輩、俺もさかたんって呼んでや！」
『…さかたん？』
さ「うんうん！」

くそ、俺だってAに名前で呼ばれたいが
うらたんって呼べって言って受け入れる訳ねぇよな…

羨ましい…！

し「じゃあ俺は紫吹や無くて志麻先輩って呼んでな？」
『えっ？！でも…』
し「俺がええって言っとるんやでええんよ」ｸｽｯ
『分かりました…志麻先輩』

噂には聞いてたけどやっぱ一筋縄では行かなさそうだな

志麻のあの笑い方は女を落とす時の笑い方のはすだ
けど、Aには一切効いてない

そん事よりも、この流れ俺もなんかやらなきゃいけない気がするから

う「浦田でいい、慣れたら好きなように呼んでくれ」

こうすれば、Aも困らないだろう
この考えが吉と出るか凶と出るか…

『分かりました、一気に呼び方変えるの大変なんで助かります』ﾆｺｯ

吉だったな
ふわっと笑うAはほんとに可愛くて
絶対取られたくない
そう思った




To Be Continued

ありがとうございます！！→←7話

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