55話 ページ5
〜修羅side〜
少しずつ顔を出してくる小僧の妹。
長い銀髪、赤い目、雪のように白い肌。顔立ちは流石兄弟と言ったところだ、そっくり。
そいつは俺の方を見て、オドオドと頭を下げた。
「…お前、名前は？」
『え、』
そうあいつに質問したのは無意識だった。口が勝手に動いたんだ。
銀髪小僧たちがなにかグチグチ言っているようだが、耳に全く入らねぇ。
『つ、月夜です。』
月夜……そうか、月夜か。
体温がさっきより上がった気がする。やっぱ戦ったせいなのか？ま、ここは室内だしな。
「俺様は修羅だ！戦の神ってやつ、どうだ？かっけーだろ！！」
『！！し、知ってるよ…さっき癒生兄から聞いたんだ。』
癒生……あーあの性別不明野郎か。
「そうか。ま、会えたことだし俺はもう帰るわ。そろそろ術解いてくれねーか？」
「ここで解けない。外で解いてやる。」
ちぇ、そんなに疑うか？？？
「わーったよ。んじゃ、またな月夜！！」
『え、あ、うんっ。』
「ちょっと、馴れ馴れしくしないでよっ。」
「いいじゃねーかよ！お前、まさかシスコンだったとはな。」
「なっ！？////」
……まあ、わからなくもないが。
外に出たあと、あいつは俺にかけた術を解いた。いやあ、やっぱ動ける方がいいな。
「さっさと帰れ。」
「ははっ！相変わらず冷てぇーな。」
俺は帰る前に最後にあいつがいる屋敷の方を向いた。
「大人になったら嫁候補にしてやるよ！！！また会いに来るぜ！！」
聞こえるように大声で叫んで、俺は急いで帰った。あの小僧が面倒くさそうだからな←
あー俺が鈍感とか言ってたやつ、それとんでもねえ誤解だぜ？
俺は……
あの可愛さに一目惚れをした！！！！！←←←←
「へへ、月に1回は少ないな。あ、そうだ！来週も会いに来ようじゃねーか！！」
俺はルンルン気分で屋敷に戻った。
・
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鈴桜(プロフ) - 完結おめでとう〜〜!! 早く完結させたね…まだ、二週間しかたってないよ…夢主達のこのあとの話しも気になります (2020年8月23日 13時) (
レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - まさか、この神様があの貝殻をおいていった犯人かな？そして、白狼〜〜!!頑張って夢主を助けてあげて〜〜!!新しい神様可愛い (2020年8月22日 21時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» 単純に妹を溺愛したい白狼を書きたかったです笑 (2020年8月22日 20時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - まさか……兎…それも他の動物達も仲良しとはびっくりしました…宿でも何かありそうだけど、白狼はシスコンですね (2020年8月21日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - え〜〜!!式紙が、人に変身した…それも、夢主を知ってる感じみたい…誰の式紙ですかね？っていうよりどの神様のだろう？？ (2020年8月21日 7時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
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