検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:15,123 hit

80話 ページ30




「まあっ、お久しぶりですわ!蘭!」

「あら、ご無沙汰しています。お元気でしたか?」



「わあー!陽炎じゃん!!」

「お、チビちゃんまた会ったな!」



「おい千秋!千冬いねぇのかよ??」

「千冬は留守番だ。つかお前いい加減俺の弟にセクハラすんなよ!」

「してねぇよ!ちぇ、いないのか。」



「癒生、元気にしていたかい?」

「うん、お陰様でね。そっちはどう?」





いつの間にか蘭たちも久しぶりに会った友達?と仲良くお喋りしている。

皆個性的で、見てて飽きない。月夜は白狼が別の神様とお話したいる間、隣でその光景を見ていた。





「ん?…おい、何でここに人間がいんだよ?」





一気に空気が静まり返った。






ザワザワ

「人間?何でここに」

「まさか迷い込んだのか?」

「いや待て、神力も感じないか?」




「白狼様とそっくり…ま、まさか子供!?」

「そ、そんなぁっ!私ずっと慕っていましたのに!」





会場が一斉にザワつく。

月夜は視線に怯え、白狼の後ろに隠れた。震えている彼女に気付いた白狼は焦り始めた。

蘭達も慌てて説明しようと訴えかけるが、中々聞いて貰えない。

すると、会場全体にパンッと木を叩く音が響いた。瞬間ザワついていた空間が一気に静まり返った。




「全国から集う神々よ、この度もいらしてくれた事に感謝を申し上げます。では恒例の如く、ご報告をお願い致します。」


声だけが響き、順番に神様達が報告を始めた。

何の報告かは、簡単に言うと自分たちの管轄地に問題は無いか、神様同士の争いはないか、消滅した神様、新しく誕生した神様はいらっしゃるのか、などなどがある。


半分以上は特に異常もなし、そしてもうすぐで白狼の番がやってくる。

またさっきの視線が刺さってくるのではないかと、月夜は不安で仕方がなかった。



81話→←79話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
28人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 愛され , 幼女
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

鈴桜(プロフ) - 完結おめでとう〜〜!! 早く完結させたね…まだ、二週間しかたってないよ…夢主達のこのあとの話しも気になります (2020年8月23日 13時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - まさか、この神様があの貝殻をおいていった犯人かな?そして、白狼〜〜!!頑張って夢主を助けてあげて〜〜!!新しい神様可愛い (2020年8月22日 21時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» 単純に妹を溺愛したい白狼を書きたかったです笑 (2020年8月22日 20時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - まさか……兎…それも他の動物達も仲良しとはびっくりしました…宿でも何かありそうだけど、白狼はシスコンですね (2020年8月21日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - え〜〜!!式紙が、人に変身した…それも、夢主を知ってる感じみたい…誰の式紙ですかね?っていうよりどの神様のだろう?? (2020年8月21日 7時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めい | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年8月19日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。