63話 ページ13
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白狼の言葉に今度は月夜が目を見開いた。
白狼は彼女の腕を離し、痛かったよねと辛そうな声で言った。
「確かに僕は怒っている。でも、それは君を恨んでいるからじゃない。」
月夜は掴まれていた腕を見て、またゆっくりと白狼の方を向いた。
怒っているのに恨んでない？彼女には理解できなかった。
「僕は、君を忌み子呼ばわりした人間たちと、自分のことを忌み子って言った君に怒ってるんだ。」
『え、』
延びてくる白い手にビクッとする。が、その手は止まることなく、ゆっくりと、優しく月夜の頬を撫でた。
「君は忌み子なんかじゃない。僕の大切な妹なんだ。」
『っ……』
雲の合間から顔を出す月。月夜の目は微かに潤んだ。
「だから、もう自分の事を忌み子だなんて言わないで？」
唇を噛み締め涙を堪える。月夜はうんっと頷いた。
「僕は、月夜といれて凄く幸せだよ。」
耐えきれなくなった月夜は遂に嗚咽の声をもらす。
溢れてくる涙を白狼は親指で優しく拭く。
「僕は絶対に、君の傍から離れないよ。だから月夜も、僕から離れないでね。」(微笑)
『ﾋｸｯ、うん…うんっ！』
この瞬間、二人の間には固く強い縁が結ばれた。
(おまけ)
遠くから、屋敷の皆がそんな2人を眺めていた。
月夜が心配だった彼らは、やっと安心して眠りにつくことができた。
翌日、全員の目の下に隈ができたのは言うまでもない。
「え、夜更かしでもし「「「「してない」」」」
とまあ、こんな感じ←
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鈴桜(プロフ) - 完結おめでとう〜〜!! 早く完結させたね…まだ、二週間しかたってないよ…夢主達のこのあとの話しも気になります (2020年8月23日 13時) (
レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - まさか、この神様があの貝殻をおいていった犯人かな？そして、白狼〜〜!!頑張って夢主を助けてあげて〜〜!!新しい神様可愛い (2020年8月22日 21時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» 単純に妹を溺愛したい白狼を書きたかったです笑 (2020年8月22日 20時) (レス) id: 6cecd18213 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - まさか……兎…それも他の動物達も仲良しとはびっくりしました…宿でも何かありそうだけど、白狼はシスコンですね (2020年8月21日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - え〜〜!!式紙が、人に変身した…それも、夢主を知ってる感じみたい…誰の式紙ですかね？っていうよりどの神様のだろう？？ (2020年8月21日 7時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
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