□階段□ ページ17
夏樹side
さっきまでの笑顔が消えたかと思うと一点を見つめて、にやりと上唇があがる
そして乱暴にナイフを掴むと思いっきり振り上げた。
ぐさ、と鈍い音が響く。テーブルに垂直に刺さったナイフ。するり、と落ちる手。ナイフに光が不気味に反射して彼女の顔を照らす。彼女の目の奥は何も見えなくて、何を考えているか想像もつかない。
だが、1つだけ分かったことがあった。
Aの見つめる先には仲睦まじく笑う生徒会の姿。そして、手には茶色のポーチバック
Aが何か思いついたことには代わりないだろう。
あ「あっちがその気ならこっちもやってやるよ」
小さく聞こえた彼女の声は至って冷静で
あ「言葉で攻撃してくるならこれで打ち返してやる」
突然立ち上がって突き刺さったナイフを強引に抜いて上に掲げる
他の生徒の目線も乱反射するナイフに釘付けで、エミリーや波留もポカンとしてただ見ている。
そして勢いよく振り上げてテーブルの繊維が破壊される音が耳に届いた。
南「やるきなの?」
あ「計画はとっくに進んでいるんでしょ、南」
生徒会を潰すこと、に加わるよう。
だけど、単なる永久追放じゃなくて、
何か別の目的でAが動き出す気がした。
あ「南、1台のバスが壊れた。その為のお金を彼らは持っている、ねぇ、それ奪うつもりだよな?」
Aが俺らの計画に気づくのは初めてだ。
彼女は興味がなくて潰す理由がなかった、その為、いつも準備が整った状態で計画を説明してた。…俺が
だけど、全てをわかった上で意思表示の行動をしたらしい。単にそれがナイフ、を使っただけ。
夏樹「A」
あ「大丈夫、これは私の意思でやるから」
美森「よーしっ、潰そ」
両手を合わせ、オーバーにリアクションする美森
玲奈「そうこなくっちゃね」
俺ら全員の視線が彼らに注がれた
---…
放課後になると慌てて生徒会の奴らが構内を走り回り出した。何処だ、何処だ、と時おり聞こえる声
軽い買収をしてお金は俺らの手元にある。
それを知らない会長は他の生徒に感づかれ、問いただされていた
「お前らバスのレンタル代なくしたってマジ?」
核心をつかれた会長はあ…、と情けない声を出す
「あ、じゃねぇよ 明日も走って登校しろってのかよ!」
「そんなの絶対嫌!」
「責任とれよ!!」
暴言が会長に飛ぶ。火に油を注すように美森が騒ぎ立てた
美森「てか、無くしたの誰」
タクト「誰だって聞いてんのー」
会長に集まる視線
夏樹「責任とらないとな」
507人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - YUIさん» はいっ!応援ありがとうございます♪ (2015年3月17日 23時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
YUI - SNOOPY@菅田くん本気愛。さん» 頑張って下さい! (2015年3月17日 19時) (レス) id: 53cb766e24 (このIDを非表示/違反報告)
SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - YUIさん» ありがとうございます!ゆっくりですが頑張ります★続き楽しみにしててください笑 (2015年3月15日 21時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
YUI - 更新頑張って下さい(p^-^)p続き気になります! (2015年3月15日 20時) (レス) id: 53cb766e24 (このIDを非表示/違反報告)
SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - miyuさん» ありがとうございます♪ 私も大好きです夏樹くん!嬉しいです、頑張ります! (2015年2月21日 20時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ