□階段□ ページ14
彗と彼女は何処で出会ったんだろう。2人が出会ったことで私の環境が変わる?、人間関係が縺れる?
いや、違う。学校全体の裏の仕組みが崩れていく。平和、平等…等と言う非、現実的な仕組みが出来上がる。人間は上下があるから生きれるんだ。誰かを見捨てるから生きれるんだ、99%が楽しんで、残り1%が苦しむ世界なんだ。
変えたいから変えれるなんてそんな甘いものじゃない。可笑しいなんて誰しもが分かっている。
…教わったんだよ、私は。これを…
ガバッと急に肩を掴まれ体が反転する。
目の前には整った夏樹の顔、夏樹の後ろに見えるのは心配そうに傾げる南達
夏樹「大丈夫か?」
そう言われて自分の状況を飲み込む。
今は登校中、地に足がついてる、歩いている。
あ「…あ、ごめん。考え事してた」
無意識のうちに集中して足を止めたようだ。無理すんなよ、と頭を手でポンポンとする夏樹
前髪をささ、と直して再び歩き出す
あ「…朝からかよ」
目の前には戯れる生徒、バス停の前で人だかりができているよう。
そういやバスが1台故障したんだっけ、あれは最終便の筈
数人の生徒がこちらに気づいたのか道が開けた。
その道を堂々と歩く皆はスッとバスに乗り込んだ。私も乗ろうとドア付近に目をやると、彼女と目があった。彼女は吃驚したのか目を反らす。私は彼女の前にたった
自然と一対一になるドア前
あ、あの、と怯える彼女の言葉に被せるようにして言った。
あ「昨日の所信表明良かったよ。自分の体験談は共感を得る。流石だよ、変えるっていったからには変えなよ
でも
そんな甘くないからな、この世界は。ちょっとやそっとじゃ変えらんない、覚悟持ちなよ。
…此方もそれなりの対応させてもらうから」
彼女は目を飛び出しその場に固まった。
そんな彼女の横を通りバスに足を踏み入れたと同時にバスは出発した。
-
バスに乗れなかった生徒は何とか遅刻を逃れたらしい。その様子を見てほくそ笑む南
ご苦労様、と声を掛けて通りすぎた。
あ「彼らの脚力を褒め称える」
夏樹「凄ぇな」
ふっと鼻で笑う
美森「A何か変だよ〜?」
私の顔を覗き混むように話す
あ「別に」
テンションの高い美森には着いていけない
タクト「あれ、冷たいな。そう思わない夏樹」
夏樹「別に」
エミリー「2人揃って機嫌悪いの?」
眉を下げた困り顔で腕を組む
突然ぐぅ、と音が鳴り、お腹を擦る
あ「腹減った」
朝だぞまだ、とつっこむ波留
美森「機嫌悪い理由はそれか!」
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SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - YUIさん» はいっ!応援ありがとうございます♪ (2015年3月17日 23時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
YUI - SNOOPY@菅田くん本気愛。さん» 頑張って下さい! (2015年3月17日 19時) (レス) id: 53cb766e24 (このIDを非表示/違反報告)
SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - YUIさん» ありがとうございます!ゆっくりですが頑張ります★続き楽しみにしててください笑 (2015年3月15日 21時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
YUI - 更新頑張って下さい(p^-^)p続き気になります! (2015年3月15日 20時) (レス) id: 53cb766e24 (このIDを非表示/違反報告)
SNOOPY@菅田くん本気愛。(プロフ) - miyuさん» ありがとうございます♪ 私も大好きです夏樹くん!嬉しいです、頑張ります! (2015年2月21日 20時) (レス) id: c8b02da013 (このIDを非表示/違反報告)
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