Story21.ブイズとジョウトぶらり旅１ ページ1
コウハside
コウハ「それではー！ちょっくらジョウト行ってくるわー！」
元気よく俺がそう叫べば、朝から外に連れ出された姉弟達が寝惚け眼を擦りながら言葉を返した。
オウハ「はいはい…分かったから、誰かに迷惑を掛けるのだけは止めてちょうだいね…」
コウハ「合点承知之助ー！」
ユズリハ「…うるさいから………」
コウハ「それではー…行ってみたいと…思いまーす…(小声)」
クレハ「あっなるほど！今出張先でまだ登場しておらぬのはジョウト行くからじゃなー！」
コウハ「？？？？？」
Story21.ブイズとジョウトぶらり旅
コウハ「クーたろさん、そういう発言は控えて頂けると…」
クレハ「およよ。」
オウハ「あんたなんて出なくて良いんだからね。あたしとユズとクレハでラブラブランデブーするんだから。」
コウハ「サクラさん控えて！！」
ユズリハ「…まぁ……出れたら良いね……土から。(爆笑)」
コウハ「お前爆笑したこと無いだろ。」
と思ったら案外元気な声が飛んできた。実際のところオウハは朝に強いしクレハは元気の塊だし、一番眠そうなのが毛布にくるまったユズリハだけだったのもあるか。
コウハ「まぁそれは良いや、んじゃうちの奴ら頼んだぞー！」
オウハ「分かってるわ。あたしのブラッキーも頼んだわよ。それからブースターにエーフィも。」
コウハ「おうよ！」
改めてボールの中に潜むブイズを確認して、俺はトロピウスにひらりと乗る。そしてトロに向かって頷いたのを合図に辺りに砂埃が舞い、俺達は地から足を離した。その時敬礼をしていたが、虚しくも返してくれたのはゴ○ゴ顔のクレハ13だけだった。何あの作画すげぇ俺もやりたいゴル○顔。
――
家を出てから数十分。景色は変わり、空の旅へと移った。
コウハ「一万杯と二千杯前から愛してる〜♪八千杯過ぎたー頃かーらもっと恋しくなった〜♪」
エーフィ「何やのそれ？」
コウハ「うん〜？創聖のチャヅケリオン！」
エーフィ「スレスレやわぁ…」
頬を撫でていく風が丁度いい具合に心地よくて、思わず歌を口ずさむ。そんな俺の肩に、ボールから出てきたエーフィが頭を乗せて訊いてきた。
コウハ「一億と二千杯あとも愛してる〜♪茶漬け食べたその日から俺のご飯にお茶漬けは絶えな〜い♪」
ブラッキー「ラッキィ…？」
コウハ「んおおおブラッキーもか！」
左肩に26.5kg、右肩に27kgがもたれ掛かる。軽そうに見えて実は重い君達ですね。言わないけど。…もしかしてブイズ皆出てんのかな？
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作者名：らっこ | 作成日時：2020年2月24日 18時
