【ポケモン】らっこ家生態大暴露。【オリキャラ】 (ページ49)

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オウハ「でも残念ね、こんな不祥事なんか起こして…惜しい事をしたわね本当。」

コウハ「…ん？え？ん？」

あたしはわざとらしく大きなため息を吐きそして手を頬に当ててみせたが、…どうやら愚弟は理解していない様子。

頭にハテナマークを浮かべてぽかんとした様子が少し可笑しかった。

オウハ「実はあんた、続編の表紙を飾る予定だったのよ。」

エルレイド「エッマジで！？俺！？」

コウハ「お前や無か！！」

興奮のあまり突然立ち上がりかけたエルレイドに、コウハが軽く突っ込みを入れた。何故ホウエン弁なのか。

オウハ「…でも、こんな事になっちゃって…もしかしたら取り止めになるかもしれないわね？」

コウハ「なんやて○藤！！」

ユズ「…コウハ、キャラ維持して。」

愚弟はにやけたり焦ったりと忙しそうだ。しかし口角が確かに上がっているのをあたしは見ている。

クレハ「それはずるいのう〜羨ましいのう〜〜……」

目の端に、クレハがウインディに埋もれ切っているのが映る。心がｷﾞｭﾝｯｯｯってなったわよ天使め。

コウハ「やべぇ、やべぇ、俺らっこに媚び売らねぇと！！肩もみでもすれば良いのかな！？」

エルレイド「バカ、ここは金色のお饅頭だろ！？ほら金色のいかりまんじゅう用意しろよ！」

コウハ「でももっと念入りに媚びねぇとあいつころっと気変わりするかもしれねぇし、えっと、えっと、うっわすっげぇ焦ってきた！！」

エルレイド「まずは深呼吸だ！ハイッ！！」

目まぐるしい展開で、コウハが深呼吸を繰り返し始めた。どうしてこうなった。

ユズとクレハはさらさら止める気なんて無いようで、特にユズなんかは今にも部屋に帰りたそうにしている。ちなみに帰りだしたらあたしが首根っこつまんであげます。

コウハ「俺、表紙ではかっこよく描いて欲しいな！！」

エルレイド「それなら俺という存在は不可欠だろお前！お前に足りないかっこよさを俺が補ってやろう！！」

コウハ「ばーかばーか俺の時点でカンストしてますぅう。」

クレハ「兄者は元気さにぶっぱじゃよ？」

ユズ「…アホさに五十票。」

収拾のつかなくなってきたこの状況を前に、あたしは少し声を大にして今思った事を叫びながらついでに殴った。

オウハ「そもそもあんたは出番が多すぎなのよ！！！」

コウハ「ふぁっ！？ぐふぅっ！！」