【銀魂】いつか大人になった君たちへ

願い3 ページ4

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ここで少し、昔の話をしたいと思う。
少しぐらい思い出を振り返ったっていいだろう？






昔の弟子、坂田銀時は松陽が連れきた子であった。
松陽とは一緒に松下村塾を支えてきた仲間であり、師匠でもある。

そんな松陽が拾ってきたのは、鬼の子と言われた銀色の髪をした幼い男の子で。
それが、坂田銀時だ。
初めはなかなか心を開いてくれなくて、苦戦したものだが、開いてくれるととても明るい子であった。

いつの日だろうか。銀時が私に質問してきたことがあった。



「なぁ、A。松陽といっつもいるけど、松陽とどういう関係なんだ？」

「そうですね、仲間、でしょうか」

「仲間？」

「はい。同じ志を持った仲間です。
彼とだからこそこの松下村塾を作り上げることが出来たんです」


そう私が答えると、へぇ、と興味なさげに返事をした銀時。自分から聞いてきたのに、と思ったが年頃の男の子にそういうことを言うと色々とあれなので言わなかった。

だが、この質問以来銀時は私に質問はしてこなくなった。




そんな彼には二人の仲間が出来た。
高杉晋助、桂小太郎という仲間が。
出会いは最悪だ、なんて言っていたがとても嬉しそうに語っていたのを今でも鮮明に覚えている。

その報告を聞いた私と松陽も嬉しくなったのを覚えている。





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