【銀魂】いつか大人になった君たちへ

願い29 ページ30

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＿＿＿＿＿＿坂田銀時様




貴方がこの手紙を読んでいるということは、私はもういないということでしょう。

攘夷戦争終戦から早六年の年月が経ちました。

年月の流れとは早いものですね、最近になって気づきました。
年を老いたくはないものです。


実は私、持病の心臓病が悪化してしまい、今年の冬に死んでしまいました。

なのでもう会うことはない、だけど私はいつまでもあの、松下村塾で待ってます。

何年、何百年、何千年、何億年経ったって私は貴方を待っている。

だから銀時、貴方も待っていてください。



いつかまた会える日まで。



最後に、貴方にどうしても伝えたいことがあります。


銀時と過ごした数年は、私にとっての宝物でした。



銀時、たくさんの笑顔をありがとう

たくさんの喜びをありがとう

たくさんの幸せをありがとう

たくさんの、愛をありがとう



私を幸せにしてくれた貴方は、きっと誰かが貴方を幸せにしてくれる。



貴方がたくさんの宝物を私にくれたように、次は貴方がたくさんの宝物を貰う番。



私が貴方を幸せをして上げれなかった分、誰かがそれ以上に貴方に、愛を、幸せを、喜びを、嬉しみを、楽しみを、育んでくれる。





めいいっぱい、幸せになってね、銀時









房前A




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