【銀魂】副長補佐は最強ですか！？ つー！

４２◇泣き顔は見せたくない。 ページ4

沖田くんの言葉に俺は泣いていた。
ああ、暖かいな。



「……っ。ごめん…過去を話すと怖がられてばっかで誰も近づいてくれなかったから……」


人斬り一家の子孫なだけあって逮捕されたり拷問されたり。
周りからは常に冷たく当たられた。

前々から思っていたが、こいつらは優しすぎる。



銀「お前、ガキの頃そんな事があったのか。」


「……隠しててごめんな銀時。」

銀「いやいい。誰でも言いたくない事はあるだろうよ。」


「ごめん、ありがとう。」



───
─



あの後俺は屋上で空を見ていた。
ロマンチストじゃないがたまにはいいだろう。

土「おい、お前辞めようとか思ってないよな？」




「……しばらく、世話になっていいか？」

辞めたところであてが無い。
もう親の貯金が切れてきた。

……それに、こんないい奴らと離れたくない。





土「しばらくじゃねェ。これからずっとだ。俺の補佐なんだろ？」




「……そーだよな。これからもよろしく、十四郎。」

土「はっ！？」


「あれ、名前で呼んじゃまずかった？」

土「い、いや、びっくりしただけだ。」




「なら良かった。じゃあまたな、十四郎？」


若干照れてたのでもう一度言ってやった。
クッソ楽しい。




土「……てめェ俺であそんでるだろぉぉぉおおおお！」

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