第4話 ページ4
少し早いけど、ハロウィン。
A「happyHalloweenです、
沖田さん!」
沖田「発音よすぎじゃねーですかィ?」
A「えっへん!」
遡ること1時間。真選組ではHalloweenのイベントをすることになった。イベントと言っても仮装…着ぐるみを着るなどだが。局長はノリノリでゴリラの着ぐるみを着ていて、それに巻き込まれた副長はマヨネーズの着ぐるみをしながらため息をついているが満更でもなさそうにしているし、山崎君はミイラ男の仮装をしているが、地味すぎて相手にされない。終兄さんはドラキュラの仮装をしていて、似合ってますね、なんて言ったらペコリッとお辞儀をされ、礼儀正しいなぁ…なんて感心した。
Halloweenに警察が浮かれていていいのか、と近藤さんに聞いたが、たまにはいいんだ、と言われたが毎日浮かれて、ふざけているんじゃないだろうかという気持ちは、心の奥にしまった。
そしてそのイベントに巻き込まれた、隊士達。
これまたノリノリでドラキュラとか、ミイラ、とか思い思いの仮想をして、楽しんでいる。そして、近藤さんにAちゃんも仮装しなさい!とか言われて巻き込まれた私も猫の着ぐるみを着て、沖田さんの部屋にお菓子を貰いに行ったところだった。沖田さんも巻き込まれたらしく、狼の耳と尻尾をつけていて、いつもより倍可愛いが、やっていることはいつもと同じで、藁人形を作っている。
A「Halloweenにやる事ですか…」
沖田「…気にしちゃダメでさァ」
A「…」
沖田「trick and treat」
A「急ですね!?お菓子です!」
私は飴2個沖田さんの手の上に乗っけると、沖田さんはニタリ、と黒い笑いを浮かべた。じゃあ、イタズラしていいんですよね…と。
A「はぁ!?」
状況を飲み込めていない私を見て、楽しそうにしている沖田さんにすこしイラッとする。
沖田「俺はtrick and treatって
言いやした」
A「そんなのありですか!?」
沖田「俺はありでィ」
沖田「じゃあ、イタズラですがねィ」
沖田さんは私に触れるだけのキスをチュッとすると、一旦唇を離すと、舌なめずりをすると、私を布団に押し倒す。
沖田「これからが本番でさァ、
気絶しないように、ねィ?」
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作者名:銀ナッツ | 作成日時:2018年10月8日 17時