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「……っ!!」
部屋に入った途端、
銀ちゃんの腕がきつく巻きついた。
私の頬が銀さんの肌に直接触れて、なんだかいつも以上にドキドキする。
「あの、銀ちゃん…お仕事しなくていいの?」
本当は行って欲しくないけど、
この色気溢れる銀ちゃんと、部屋で2人きりという状況に耐えられる気がしなくて…
店内の騒ぎを指差す。
「いやァ、お前のせいで違う方に火着いちゃったじゃないの」
「えっ?……んっ、ンン」
顎を片手で捉えられ、無理やり上を向かされると、グッと唇が押し付けられた。
いつものように優しく触れるキスとは違い、貪るようなその口付けに翻弄される。
「んぅ…っ、ふ…」
勢いに押され、壁際に追い詰められ、
逃げようにもそれは許されなかった。
熱い口付けに、もう息が持たない。
「あれェ?旦那はどこ行ったんですかィ?」
「銀さんならさっき…ってあれ?いませんね」
「はァ!?ふざけんなよ!
俺達巻き込んどいて1人サボってんのか!?」
ドア越しに、同じくヘルプをしていた土方さん達が銀ちゃんが姿を消したことに気づいてしまった。
「……っ、ぎん」
”早く行かないと”と言う意味を込めて胸板を叩くと、やっと唇を離してくれた。
少し物足りなさそうだが、至近距離で見るその表情に心が鷲掴みにされてしまう。
「仕事終わるまで、そこで待ってろよ」
彼の低い声が私の鼓膜を震わせ、店内へと出て行った。
ホスト銀ちゃんにすっかり骨抜きにされた私は、くたりと力が抜けたように、その場に座り込んだ。
このギャップは、心臓に悪い。
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ユキさんリクエスト、色気むんむんな銀さんでした!
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サド - おもしれー (2015年10月7日 0時) (レス) id: 3dafc92b50 (このIDを非表示/違反報告)
モエ(プロフ) - 総悟LOVEさん» 申し訳ありません、リクエストの受け付けは終了してしまいましたm(__)m (2015年10月6日 2時) (レス) id: cb41ecc13e (このIDを非表示/違反報告)
総悟LOVE - リクエストお願いします!沖田のちょいピンクで俺様ドSがいいですっできれば銀さんに実は見られてて脅されて……みたいなのができたらいいです。細かくてすいません (2015年10月5日 20時) (レス) id: 069d755abe (このIDを非表示/違反報告)
サラ - モエさん» あ、そうだったんですか!!わざわざ教えてくださりありがとうございます!! (2015年9月8日 22時) (レス) id: 791174cba6 (このIDを非表示/違反報告)
モエ(プロフ) - サラさん» あ、そういうことですか(>_<)更新する時間は無くても誤字とか見つけたらその時に修正してるので日付だけ更新されてる事は何度もあります。 (2015年9月7日 22時) (レス) id: cb41ecc13e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モエ x他1人 | 作成日時:2015年7月12日 14時