*私の周りはSばかり*短編part4【銀魂】

ダル絡み #銀時 ページ12

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「おらもっと飲めよォ〜」

「ちょっ、銀ちゃんっ!!もう無理だってば！」




肩を組まれ酒を勧めてくる銀時を”やめて”と押し返すA。

だが、既に酒に飲まれた銀時には

無意味な抵抗で…




「きゃっ!!」




全体重をかけてきた彼によって背中を畳に打ち付けた。

ギリギリで銀時から取り上げたお酒が少量だけ、彼女にかかっている。




(背中痛いし、お酒冷たい……)




普段なら激怒するAだが、

”きっと自分が何をしているのかということすらわからないんだろう”

と冷静に考えて怒りを鎮める。




「ちょっと銀ちゃん、早くどいて…よ……」





銀時を軽く睨んだつもりが、
どこか妖しい雰囲気を漂わせる彼に言葉を濁した。




「うまそう…」

「えっ？」




そう呟いて、首元にある水滴を口に含もうと顔を近づける銀時。




「ちょ、銀ちゃ…っ!!」


「何やっとんじゃコラァァァァ！！」

「フゴッ」




Aが目をギュッとつぶった瞬間、
すごい叫びと共に体の重みが消えた。




「これ以上Aちゃんに天パ移さないでくれます？」




忘れちゃいけない。

今いる場所は志村家。


そして冷やかすようにこちらを見ている、
お妙を除くたくさんの視線。



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