ことば ページ10
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「……あんまり、眠れない」
「だろーな。うなされてたし」
………。
「ぎ、銀ちゃん……っ!!
人の家で何してんの!?」
一瞬眠りにつけたかと思ったけど
直ぐに目が覚めた。
そして直ぐに耳に届いた居心地の良い声。
一拍置いてから銀ちゃんの存在に気づいた。
「いやぁ、鍵空いてっからよ。
夜這いウェルカムなのかと」
「そんなわけないでしょっ!!」
沖田さんと分かれてから家に帰り、
急に疲労を感じてそのままベッドに入った。
今は夜の9時。
「ってゆうか…銀ちゃん怪我大丈夫?」
「大丈夫なわけねェーだろ?
優しく看病してくれよAー。
ナースプレイも楽しいぜ?」
ニヤニヤしながらそう言う銀ちゃんは
そんな冗談も気にならないほどひどい怪我だ。
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「…で?本当は何しに来たの?」
そう言うと、
「ほんと鋭いのな、お前は」
”隙の無い女はモテないぜ”と笑って見せる。
「神楽が心配してっぞ」
やっぱり…神楽ちゃんか。
きっと私が神威に会って心が揺らいでる事をわかってるんだね。
「それと、総一郎君に頼まれた」
「…え…………?」
「お前が変な気起こさないようにって」
沖田さんがそんな事……。
「ま、お前があいつの側に居たいってんなら…銀さんは反対しねェよ。寂しいけどな。
……後悔だけはすんな」
どうしてか…
銀さんのその言葉にはとても重みを感じた。
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みんみ - すっげえおもしろかったっす!!これからも面白い作品を生み出してください!!!!!!!!!! (2017年1月3日 15時) (レス) id: 2dd5701760 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - 他のフラグありは見れるのに… (2016年7月7日 22時) (レス) id: 72c8aad68f (このIDを非表示/違反報告)
サラ - そもそも夜の記憶という夢小説が見つからない見たい(;。;) (2016年7月7日 22時) (レス) id: 72c8aad68f (このIDを非表示/違反報告)
モエ(プロフ) - Mさん» すみません、今は修正中です(°_°) (2015年7月2日 16時) (レス) id: cb41ecc13e (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 夜の記憶にロックかかってるんですけどどうすればいいのですか? (2015年7月2日 16時) (レス) id: e7739ec10e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月姫 x他1人 | 作成日時:2015年6月8日 23時