番外編 ページ24
.
.
「…食べさせてよ」
「え……」
(言うと思ったけどさ…)
渋々Aはお粥をすくい、
フーフーと息をかけて冷まし、
神威の口に運んだ。
「ん…美味しい」
「本当に?良かった!」
「もっとちょーだい」
「はいはいっ」
(食欲はあるみたいで良かった)
そう思ったA。
しかし、段々と用意して来たお粥が消えていく様を見て焦り始める。
「あの、まだ食べるの?」
「うん。食欲はあるよ」
慌てて台所から追加。
病人なのにかなりの量を平らげる神威は
流石夜兎だ。
”そういえば神楽ちゃんも、
熱出た時でもよく食べてたな…”なんて思い出しながらも、
手は休むことなく神威の元へ。
「あー食べた。ご馳走様っ」
「ハァ……やっと終わったのね」
お腹いっぱい食べた彼は、
気のせいか元気になったように見える。
「ありがとね、A」
にっこり笑って、チュッと彼女に口付けた。
「ちょっ///移るでしょ!?」
「大丈夫だって…
移ったら俺が看病してあげるからさ」
.
.
___数日後。
.
「ゲホッ、ゲホッ……ゔっ、」
「本当に移っちゃったね…
じゃあもっかい俺に移す?」
「は?ゴホッ…ちょっ、きゃっ!」
布団に押し倒されたA。
風邪気味にもかかわらず、
元気になった神威に激しい運動をさせられる羽目になったのだ…。
.
.
.
160人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みんみ - すっげえおもしろかったっす!!これからも面白い作品を生み出してください!!!!!!!!!! (2017年1月3日 15時) (レス) id: 2dd5701760 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - 他のフラグありは見れるのに… (2016年7月7日 22時) (レス) id: 72c8aad68f (このIDを非表示/違反報告)
サラ - そもそも夜の記憶という夢小説が見つからない見たい(;。;) (2016年7月7日 22時) (レス) id: 72c8aad68f (このIDを非表示/違反報告)
モエ(プロフ) - Mさん» すみません、今は修正中です(°_°) (2015年7月2日 16時) (レス) id: cb41ecc13e (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 夜の記憶にロックかかってるんですけどどうすればいいのですか? (2015年7月2日 16時) (レス) id: e7739ec10e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月姫 x他1人 | 作成日時:2015年6月8日 23時