心配 ページ11
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「あ……」
「……」
買い物帰り、
今一番会いたく無い人に遭遇してしまった。
条件反射で背を向けて角を曲がる。
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「なんで逃げたんですかィ?」
「え、いや……なんとなく」
結局捕まり、”ついでだから送ってく”と言われて今に至る。
正直気まずい…。
神威と私の関係を詳しく知ってるし、
神威について行く可能性のある私を注意深く監視してるだろう。
あ、それは監察の仕事か。
「あの、沖田さん」
「なにか?」
「なんでまた…家に上がるんですか」
しれっと玄関まで侵入している沖田さん。
「さぁね、何ででしょう」
きっとまともに返す気なんか無いんだろう。
慣れたように私より先に中へと入って行く。
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「あの…沖田さんは、
どうしてそんなに私の心配するんですか?
捕まえたいならさっさと捕まえたらいいと思うんですけど」
「……そりゃ、自白ですかィ?
春雨に行くって決めたと?」
「いや、そうゆうわけじゃ…」
その事は、まだ全然考えてない。
どうゆうわけか、あれからボーッとしてることが多くて頭が回らないのだ。
「ただ……心配なだけでさァ。
ずっと見てないと、いつの間にか…消えていなくなってそうで」
「え……?」
いつもと違った真剣な顔。
目が合った途端に腕の中へと引き寄せられた。
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みんみ - すっげえおもしろかったっす!!これからも面白い作品を生み出してください!!!!!!!!!! (2017年1月3日 15時) (レス) id: 2dd5701760 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - 他のフラグありは見れるのに… (2016年7月7日 22時) (レス) id: 72c8aad68f (このIDを非表示/違反報告)
サラ - そもそも夜の記憶という夢小説が見つからない見たい(;。;) (2016年7月7日 22時) (レス) id: 72c8aad68f (このIDを非表示/違反報告)
モエ(プロフ) - Mさん» すみません、今は修正中です(°_°) (2015年7月2日 16時) (レス) id: cb41ecc13e (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 夜の記憶にロックかかってるんですけどどうすればいいのですか? (2015年7月2日 16時) (レス) id: e7739ec10e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月姫 x他1人 | 作成日時:2015年6月8日 23時