*私の周りはSばかり*短編part2【銀魂】

＊ ページ33

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『ちょっと神威先生っ』


「んー？」


保健室に誰もいないっていうのも、

怪しくて詮索したいとこだが…


『聞こえてたよねっ！？
隠す気あるんですか？』


「別に平気だよー。
それにもうすぐ、卒業でしょ？」


そうだけど…

教師と生徒が関係を持ってるなんてバレたら

立場が無くなるのは、
神威先生の方なんだから。


私は先生のこと、心配して言ってるのに。


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「何膨れっ面してるの？」


むにゅっと頬を掴まれ、
無理矢理視線が合わさった。


『別に…』


「本当に平気だから。Aが卒業したら俺教師やってる意味ないし」


笑顔を崩さずそんな事を言う先生にちょっと呆れた。


『辞めちゃダメだよ？
神威先生人気なんだから』


本当に…妬けちゃうくらい。

集まってくる女の子達も笑顔でかわして、
慣れてるのかなーなんて。


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「あ、そーだ、膝見せて？
血、出てる」


思い出したように私の足を持ち上げた。

ジャージだからまだ良いけど…
ちょっと恥ずかしい。


っていうか、
神威先生に手当なんて出来るのかな。


『ねぇ、保健の高杉先生は？』


「あぁ…保健室貸して？って言ったら
”ほどほどにしろよ”ってご丁寧に出張中の札も貸してくれたよ」

”本人はサボり”と、とんでもないことをさらっと言ってのける。


この学校の教師はどうなってんだか…。


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