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「ちょっと沖田くん?聞こえた?
離れろだって!!」
「旦那こそ俺のモノから離れてくだせェ。
ほら、首元、印ありますでしょ」
そう言って私の着物を少しはだけさせた沖田くん。
『何が印だ!勝手につけたんでしょうが!』
「なっ、キスマーク!?
じゃあ銀さんが上書きすれば文句ねぇよな?」
『へっ!?きゃー!ちょっと銀ちゃん!!』
本気で私の首元に顔を埋める銀ちゃん。
くすぐったい!
って言うかここ、公共の場!
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「はーい、公然わいせつ罪で逮捕ー」
ガチャリ、と音を立てた銀色に光るモノ。
「あのォ、なんで手錠?」
「なんでって、逮捕だからでさァ。
そんでAさんはこっち」
……。
「あ、それAに付けんなら俺もいれて」
目の前で揺れているのは、多分S○プレイなんかで使うオモチャの手錠。
『…絶対嫌だから。やめて近づかないで』
「相変わらずAさんは照れ屋ですねィ」
いやいや、照れてない!まじて!
本当に手錠だけは勘弁してェ!!
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「おい、総悟」
そんな私の心の叫びが届いたのか、目の前に一台、パトカーが止まった。
助手席から顔を出したのは土方さん。
大爆発寸前の怒りに満ちた顔で総悟を車に押し込み、なぜか手錠をしている銀ちゃんを見て不思議そうにしている。
『土方さん。銀ちゃんは公然わいせつ罪です』
そう言うと、”そうか”と銀ちゃんもパトカーに押し込んだ。
「Aてめぇ!裏切ったなー!!
今日の夜覚悟しとけよォォォ」
悲痛な叫びを残し、パトカーは屯所へと行ってしまった。
……本当、嵐のような人達だ。
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海咲さんリクエスト、沖田と銀さんの取り合いでした!!
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モエ(プロフ) - 夜桜さん» 了解です(^ ^)!! (2015年6月14日 16時) (レス) id: cb41ecc13e (このIDを非表示/違反報告)
モエ(プロフ) - ねねさん» 了解です!!ありがとうございます! (2015年6月14日 16時) (レス) id: cb41ecc13e (このIDを非表示/違反報告)
モエ(プロフ) - チョコさん» ありがとう!!続編もよろしくねー(^ ^) (2015年6月14日 16時) (レス) id: cb41ecc13e (このIDを非表示/違反報告)
チョコ(プロフ) - 票数とか、お気に入り登録数やばいね! 尊敬します^^* 頑張ってー! (2015年6月14日 15時) (レス) id: 13eaafcfd4 (このIDを非表示/違反報告)
莉奈(プロフ) - 神威先生ありがとうございます!キャ───(*ノдノ)───ァ (2015年6月13日 16時) (レス) id: a4a25351b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モエ x他1人 | 作成日時:2015年5月26日 19時