*私の周りはSばかり*短編part2【銀魂】

どんなプレイ #神威 ページ11

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朝。いつものように目が覚め、
私の体に巻きつく腕を解こうと試行錯誤の日々。


だめだ…

いくら力を入れてもびくともしない。


どんだけ馬鹿力なんだろう。


これまたいつものように諦め、私がベッドを抜けるための次の手段。


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『神威っ、起きてー』


”朝だよー”と、
腕が動く小さな範囲で肩をゆする。

それにあわせてユラユラ揺れるアホ毛が可愛らしい。

なんて本人に言ったら間違いなく半殺しだ。


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『神威ってば！おーきーてーっ!!』


「……ん…うるさい」


片目を少し開いて私の顔をチラリと見る。


『んぐっ』


かったるそうに私の腰を引き寄せて自分の胸に埋めた。


く、苦しいっ…。

死ぬっ!!


神威の場合は特に寝起き、
力加減が効かない。

だから私は今、本当に窒息死寸前…ってそんな呑気に語りをしてる場合じゃないっ！


厚い胸板を殴るように叩けば、やっと離してくれた。


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『はぁ、はぁ……
もうっ…毎朝毎朝、いい加減にしてよっ』


「………」



ベッドの上で正座する神威を見下ろしてガミガミ叱る私。


いつもなら”はいはい”とか”わかったってば”なんて返事はあるはずなんだけど

なぜか神威の視線は私の少し頭の上。

そしてひたすら目をこすってる。


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『あの…っ、何？』


「……頭の上の、何それ。
そうゆうプレイ？」


は？頭の上？？

疑問に思いながらも自分で手を伸ばすと、何かふわふわしたものに触れた。


えっ!?!?

何これェェェ！！


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