恋愛初心者。【銀魂】

#26 first kiss ページ27

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ま、待った！

このままいったらキスしちゃうよね！？


「ぎ、銀さんっ///ストップ！」


至近距離にあるその瞳に慌てる私が映ってる。


銀さんの口元を両手で覆うと、不機嫌そうな顔をした。


「なに、ダメなの？」


「え、いや……心の準備が…///」


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「……。んじゃ、3秒待つから準備しろ」


「さ、3秒っ！？」


”さーん”


え!?そんなの無理に決まってるじゃんっ！


”にぃー”


口元を抑えていた私の手が簡単に外された。

もう私達の間には何もない。


”いーち”


「えっ、ちょっと待っ……」


”ちょっと待って下さいっ”
心の中ではそう言ったのに。

全て言葉になる前に、唇が塞がれた。


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唇が触れた時間はたった数秒だったのに

とても長く感じた。


部屋に訪れる静寂。

柔らかい唇、温もり。

目の前にある銀さんの意外に長いまつ毛。


全部が今キスをしたという事実に繋がり、
私の頬を赤く染める。


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顔が少し離れ、
閉じられていた銀さんの目が開いた。


「どう？初めてのキスのご感想は」


悪戯っ子のような笑みを浮かべて

そう口にした。


「うおっ」


顔を見られたくなくて、銀さんの胸にギュッと顔を埋める。


「……心臓、飛び出そう…です///」


「そんな可愛いこと言うなって」


ポンポンと頭を軽く叩かれ、
少し顔を上げると

甘い囁きが降ってくる。


「ま、”習うより慣れろ”って言うし

……もっかい、させて」


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