*私の周りはSばかり*短編【銀魂】

戦の後は #高杉 ページ33

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ふぅ。

洗濯、料理、掃除に、怪我の手当て。


私は今日も、忙しく働く。


手を動かしていなきゃ、
何か他のことを考えていなきゃ…


不安で押しつぶされてしまうから。


「A、お前働きすぎではないか？」


『え？あ、小太郎っ。
……大丈夫だよ、働いてないと落ち着かないの』


「そうか…程々にな」


多分、まだ帰ってこない晋助を不安に思う私の相手をしてくれてるんだろう。

本当、優しい。

小太郎だって、自分の事で精一杯だろうに。


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『ぁ…晋助っ、お帰りなさいっ』


今日はいつもに増して
血の匂いを纏っているようだ。

もしかして、殿(しんがり)でも勤めてきたのかもしれない。


だけど怪我は無いみたいで…良かった。


「A……」


戦の後に帰って来る晋助は、
いつも獣を背負って帰って来る。


『ひゃっ…!!いったぁー…』


グッと壁に押し付けられて頭を軽く打った。


多分、毎日のように血まみれの場所に居るから…激しい戦の日には

興奮が収まらないんだと思う。


その証拠に、
帰ってくるなり私に覆いかぶさることも少なくはない。


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「A……抱かせろ」


耳元で囁かれた言葉。

この甘い空気に、私はいつも負けて


『……うん、いいよ』


そう頷いてしまうのだ。


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