サボ ページ4
『あぁー』
俺は今、どっかの屋根で寝そべっている
『この街は..気持ち悪いな』
一見、幸せそうに見える
けど腐ってる
『...』
ルフィ、早く壊せ
こんな、上っ面だけの幸せな街
「おいお前！」
『あぁ？』
顔を上げると、マントを被った男が俺を見てた
てか、ここ屋根の上だぞ
「ルフィの仲間だな」
『...』
睨みつけると、そいつは笑ってマントを取った
「俺はサボ。ルフィの兄貴だ..警戒しないでくれ」
『ルフィの兄貴？そりゃエースだろうが』
「あー、エースと三兄弟なんだ」
『初耳だけど』
「ハハ」
サボは苦笑して俺の横に座った
『で、そのお兄様が俺に何か』
「んー、ルフィをよろしくって」
『...』
チラリと見ると、目があった
『！』
「フード取ってくれないっすかね。俺だって取ったんだし」
『頼んでねぇわ』
「まあまあ」
サボはいきなり俺のフードを剥ぎ取る
『てめ』
「へぇ、こんな顔してたんだ」
『わざわざ顔見るために俺のところ来たんじゃねぇだろ』
仕方なく起き上がってサボに聞く
『用件は』
「いやいや、本当に何も無いって」
サボは笑って誤魔化すけど俺は誤魔化せねぇよ
その顔..
『ふざけんな、俺は冗談は好かないんだよ』
「...さすがだな」
諦めたのか、サボは肩を竦めた
「A、お前の事は知ってる...俺達はちょっと事情があってこの国に来てるんだが、言いたい事は一つ。余計な事をするな、だ」
『...』
「それから、ルフィを頼むってな」
ニカっと笑った
なるほど..ルフィの兄弟ってのは、どうしてこう疲れる奴ばっかなんだ
『まぁ..前半は無理だろうな』
「ん？」
『てめぇの弟がこの国の状況を知って、
黙って帰る訳ねぇ......違うか』
「アッハハ！まいったな」
『それだけなら帰れ..つーか、ルフィに直接言えよ』
「うん、じゃあよろしく」
こいつ話聞かねぇ.....さすがルフィの兄
『あー、あのさ』
「？な」
その瞬間、俺の腕時計のアラームが鳴り響いた
『！！』
「うわぁあああ！？なんだなんだ！」
『ちっ..』
俺は屋根から飛び上がる
「うお！お前空飛べるのか！」
『..ナミ』
「いや、それよりなんだ！？俺に何か言おうとしてたんじゃないのか！！」
サボが下から叫ぶが、相手にしてる暇はねぇ
『悪い！急用だ！』
「えっ」
Aはそれだけ言って、どっかに飛んでった
「ハハッ」
ルフィは面白い奴を仲間にしたな
「じゃあ、俺も行くか」
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風船ガム - マルさん» お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。ちょくちょくですが、更新再開します (2022年9月19日 0時) (
レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
マル - とても面白いのに更新されてないの寂しいです。 (2019年5月3日 18時) (レス) id: 067a9e90af (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - アンケートご協力ありがとうございます！2が7票、1が一票、3が一票で......2にしたいと思います！！ご協力頂いた方々、ありがとうございました！ (2017年10月30日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
KoKoryu - 2で！ (2017年10月23日 0時) (レス) id: 56ca561396 (このIDを非表示/違反報告)
☆★☆★☆ - アンケートの答えは2でよろしくお願いします。 (2017年10月7日 16時) (レス) id: 08f2b5cf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年8月11日 13時
