救出 ページ41
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緊張状態が続いていた図書室に突如として新たな威圧感が現れる。ルフィ達を見張っていたシャーロット家の子供達がハッとして気配の方へ視線を向ければ、そこには本来居るはずのない男が1人佇んでいた
オペラ「..いつからそこに」
ガレット「それよりどうしてこいつが」
2人が動揺している一方、ペロスペローは至って冷静を保っていた
ペロスペロー(..麦わら達を助けに来たか...)
狙いは当然仲間の救出。その場に居た全員は其れを理解していたが、彼等は皆Aに攻撃をしかける事は出来ない。理由は明白、彼がビッグマムの所望している男だからである
モンドール「ママの命令さえなければ直ぐに始末してやるのによ!」
ペロスペロー「始末しなくとも動きを封じる術はある。A、そこから一歩足りとも動くんじゃないぞ。そうでなければお前の仲間の命の保証はない...分かるな?ペロリン」
手に持っているキャンディを檻に向けて話すペロスペローに対してAは首に手を添え目を閉じた
『言ってる意味が分からねえな。命の保証がない?..いやー、参ったな。そこまでなめられてるとは思わなかった』
ガレット「たかが六億の賞金首が偉そうに」
忌々しげに眉を顰めたガレットにAは言葉を続ける
『その値段はさ、”何もしてねぇ状態"での値段なんだよ』
ガレット「?..どういう」
『話すよりもやってみりゃ分かる』
刹那、凄まじい突風が彼等に襲いかかりそれと同時に斬撃が放たれる。不意をつかれた攻撃に殆どが手傷を負った中、1人応戦する為にキャンディを構えたペロスペローだったがAは許さなかった
『鈍い』
ペロスペロー「...!」
声が聞こえたとほぼ同時に下から顎を蹴りあげられ、次いで腹に2発、頭に1発の回し蹴りを食らってしまった。腐っても四皇の長男である男は踏み止まり反撃するが、Aは其れすら容易く避けてしまう
(遊んでる暇はねぇ...隙は作れた。後は本を燃やすだけ!)
避けたと同時に懐に忍ばせていたライターを放り投げ、2人が捕らわれた本に火を放つ。当然それを消そうと動いたビッグマムの部下達の手により火は鎮火されてしまったが、Aは焦りを見せる事はなかった
ルフィ「A?...お前なあ!さっきのアレどういう意味だよ!」
『あー、あれ全部無し!』
ルフィ「はあー!?」
ルフィと会話しつつも敵の攻撃を避け乍浮遊する彼は焦るどころか余裕の表情を滲ませていた。そしてその直後、もう1人の男がその姿を現した
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風船ガム - マルさん» お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。ちょくちょくですが、更新再開します (2022年9月19日 0時) (レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
マル - とても面白いのに更新されてないの寂しいです。 (2019年5月3日 18時) (レス) id: 067a9e90af (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - アンケートご協力ありがとうございます!2が7票、1が一票、3が一票で......2にしたいと思います!!ご協力頂いた方々、ありがとうございました! (2017年10月30日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
KoKoryu - 2で! (2017年10月23日 0時) (レス) id: 56ca561396 (このIDを非表示/違反報告)
☆★☆★☆ - アンケートの答えは2でよろしくお願いします。 (2017年10月7日 16時) (レス) id: 08f2b5cf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風船ガム | 作成日時:2017年8月11日 13時