正月2【番外編】 ページ38
お前は俺の声に弱い
『なぁ...ナミ？』
「その声、やめてっ」
ククッ、可愛いねぇ
やめてって言われて止める訳ねぇだろ？
ふっと耳に息をかけると、震える
『どうした、ナミ』
「アンタっ...殺す.....！」
顔を見れば、潤んだ瞳で俺を睨むナミがいた
あぁ...馬鹿だなぁ。そんなのそそるだけなのに
『殺す、なんて野蛮な言葉使うなって』
「うるさい！離しなさいよ..！」
『いーや』
「このっ...」
『酒ならここで飲め』
俺はそれ以上言わせず、少し余っていた酒を口に含んだ後、そのままナミへと口移しした
そっとナミから離れると、ナミの顔は更に赤くなっていた
『ククッ..真っ赤』
「...誰のせいよ」
『どうだ、美味いだろ？』
「..」
何も答えないナミに、俺はニヤッとする
ナミの手首から下がっていた酒の瓢箪を見て
『もう一回あげたいんだけど...酒がねぇからなぁ......あぁ、でも“お前の酒”と一緒だ』
と、言った
ナミは少し俺を見た後に瓢箪を俺に渡す
『くれんのか？太っ腹だな』
「違うわよ、誰がアンタに」
『じゃあどうして俺に渡した？』
視線を逸らすナミの顔を俺の方に向かせて問う
「..その」
『ちゃあんと教えてくれないと、俺わからないからなぁ..？』
瓢箪を振って笑う
しばらく黙っていたナミはいきなり俺の首に腕を絡ませて、口付けしてきた
さすがの俺もそれにはびっくり
「お酒、くれるんでしょ？A」
俺から離れたナミがニヤけて言った
『こんの、悪戯猫が....どうなっても知らねぇぞ』
────────────────────
そんな二人をこっそり見ていた人影がある
ルフィ「二人して何してんだ？」
チョッパー「Aとナミが、ちゅーした！」
ウソップ「これは...バレたらやばい奴」
ロビン「フフッ」
サンジ「くぬぉお！Aめぇ...ナミさぁん」
ゾロ「..甘」
フランキー「見つかったらAに殺されるぜ」
ブルック「ヨホホ、若いって...いいですねぇ」
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風船ガム - マルさん» お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。ちょくちょくですが、更新再開します (2022年9月19日 0時) (
レス) id: f0222be816 (このIDを非表示/違反報告)
マル - とても面白いのに更新されてないの寂しいです。 (2019年5月3日 18時) (レス) id: 067a9e90af (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - アンケートご協力ありがとうございます！2が7票、1が一票、3が一票で......2にしたいと思います！！ご協力頂いた方々、ありがとうございました！ (2017年10月30日 19時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
KoKoryu - 2で！ (2017年10月23日 0時) (レス) id: 56ca561396 (このIDを非表示/違反報告)
☆★☆★☆ - アンケートの答えは2でよろしくお願いします。 (2017年10月7日 16時) (レス) id: 08f2b5cf74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年8月11日 13時
