【銀魂】青薔薇 (ページ12)

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「笑顔は俺の殺しの作法だ。どんな人生であれ、最後は笑顔で送って、健やかに死なせてあげないとね」

『意外と考えてるのね』

「失礼だね」

「逆に言えば、俺が笑いかけている間は殺意があると取ってもいい。」

そう神威は、晴太とAに綺麗な笑顔を向けながら言い放つ。

『子供ビビらせないで』

「冗談だよ、俺は子供は殺さない主義なんだ。だってこの先強くなるかもしれないだろう？」

いつの間にか隣にいた、私は？と問いかけたAに神威はただ一言”めんどくさそうだから”と答える。

そして彼女と一緒にある扉の前に立った彼は晴太に呼び掛けた。

「おいでよ、君も笑うといい。お母さんに会うのに、そんなシケたツラしてちゃいけないよ」

「こ…ここに、母ちゃんが…」

見るからに重そうな扉。

この中に、ずっとずっと会いたかった母がいる。

それがこの子にとってどれだけの感動なのか、どれだけ嬉しさが身を包んでいるのか。

…もしかして、恐怖もあったりするのか。

私には、容易に想像することはできない。

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