か む い の あ ん よ

物語3 ページ4

、



「あれ、何処やったっけ……」


部屋でうろちょろするA。

威「ん？どうしたの？」


そう問いかけるも、反応なし。

そのまま観察してみるか。


「ない…あれ…。神威にぃのあれ…」


え!？

威「あれってなに!!」


「うわあァァ!!…いたの？!」


え、俺の存在が気づいてなかったの…

威「俺がいるの、知らなかったの？」

「まったく。」

当たり前のように放つA。


威「あ、それより、
何探してるの？神威にぃのって何…？」


「別に。」

何にもないよって手をぶらぶらさせるA。

威「えー絶対あるじゃん!」

ベッドの上から跳ね起きて、Aの前まで歩く。


「近寄んないでくれる…。」


威「一緒に探してあげるから。」

姿勢をかがめて話してあげると、
口を開いてくれた。


「髪の毛のゴムどこ。
神威にぃが使ってるやつ。」


髪の毛のゴム？


威「ゴム？切れたの？」


「うん。」


それって、俺とお揃いのゴムを使うってこと!？
、



、






威「俺とおそろいがいいん「一つ以外は、使えないように切るから。」」


、



泣きそう。

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