か む い の あ ん よ

物語14 ページ15

、


威｢船出すよー。｣


小型船に乗って、宇宙を横切る。

目指すは地球。

｢かむいにぃ、もっとスピード上げてよ。｣

威｢これ以上、上げられないよ。
しかも、今は自動運転だし。｣


ハンドルから手を離し、Aの元によっていく。

威｢はい、こっちおいで？｣


｢むり。｣


また拒否された。

俺の前の席に座り直したA。


威｢そんなそっちに行かなくても、
今日1日は、俺とずっと一緒だよ？｣


｢仕方ないもん。酢昆布のため。｣



酢昆布＞俺

完璧にこれが成り立ったよね今。

数学とか意味不明なのにわかっちゃった。

、




それからというもの、Aは寝てしまった。

可愛い寝顔拝むために、
顔の前まで歩いていく。


威｢寝てる寝てる。

本当、黙ってても可愛いなぁ。｣


頬を人差し指で押してみる。


、


｢何。｣



、



威｢あ、起きた？｣

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