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七十八訓 ページ30




「それでね、」


『あ、それめっちゃ分かる!』



あの後「今から一緒にどうです?」

と誘われてミツバさんと一緒に買い物をした


あ、銀時と沖田くんもおるけんね(荷物持ち)



ミツバさんは元々武州の方に居て

江戸で貿易業を営む男性と結婚する為に

こっちに上京して来たらしい


その話から何かと盛り上がってしまい

現在は甘味屋で二人女子トークをしている




『でも、良かったと?

せっかく久しぶりに会った弟と二人で出掛けんで。』


「良いのよ。私、昔から体が弱くて

友達とかもあまり居なかったから…


だから、こうして女の子と話すの夢だったの。」


『でも、沖田く…総悟君は

そう思っとらんみたいけどね。』


「え?」



少し離れた席で沖田くんが此方をジトッと睨んでいる



「あら、ホント。そーちゃんは嫉妬深いのよね。


さっきも坂田さんとAちゃんを……

いや、なんでもないわ。」


『?さっき?うちと銀時?え、なに?』


「ふふっ、気にしないで。」



さっきとはいつの話だろうか


沖田くんが嫉妬するような所なんてあったっけ?



意味深に笑うミツバさんを見ていると

益々分からなくなってくる



『そういえば、体大丈夫と?』


「ええ。今はどこも苦しくないわ。」


『でも、さっきより少し

顔色悪くなっとる気がするとけど…』



最初ファミレスで会ったときより

少しだけミツバさんの顔が白くなっている気がする



「え、そう?少し疲れちゃったのかもね。」


『あんま無理せん方が良いよ。

もう旦那さんとこ帰る?』


「ええ。あ、でも、あと一つ、

お店に寄っても良いかしら?」


『?うん。良いよ。』



どこ行くとやろ……?








________________



その頃の銀時と沖田



「アイツらいつになったら終わンだよ……」


「旦那ァ、こんなんも待ってられねェから

モテないんですぜィ。」


「黙れドS野郎。」



待ちくたびれていた銀時と沖田だった

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作者名:睡眠足りない布団好き女子 | 作成日時:2021年2月7日 21時

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