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五十二訓 紅桜篇 ページ4

深夜未明








ある橋の下では男と女が対峙していた








『はぁはぁ……、それ、刀じゃなくて″生き物″やん』








「ククッ……ここまでコイツに耐えたのはあんたが初めてだ」








『…そりゃ、良かった……、』








女は刀を使ってなんとか立ち上がる

















すると女の背後に影が一つ








「やり過ぎだ似蔵」








『っ!?しん…………』








女は後ろを振り向いた瞬間に




背後にいた蝶柄の着物を着た男から




手刀を受けて気絶した








気絶した女を抱えあげる男








そして似蔵と呼ばれた男と二人




暗闇へと消えていった

















女の髪を括っていた組紐が落ちていることに気づかず

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作者名:睡眠足りない布団好き女子 | 作成日時:2021年2月7日 21時

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