【銀魂】元攘夷志士司令官は幕府専属医師

三十三訓 機械テロ篇-終 ページ34

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『ありがとう送ってくれて』

「いえ、気にしないでくだせェ」


案外早く着いた江戸城


こんな早く着いたっけ？←(行きも迷ってただけ)



『じゃ、また仕事でね。』




そう言って中に入ろうとしたとき




「待って下せェ。」




そう言って手首を掴まれて引き止められる



『？どうしたん？』



うちの手首を掴んだまま下を向いていて

こっちからだと表情が分からない



『沖田くん？』








「………名前で、呼んでもいいですかィ？」



『へ？』



あまりに意外なことを聞くもんだから

思わず腑抜けた声が出てしまった



沖田くんは照れているのか

目線を横にずらしながら頭をかいている



『…………ぷっ』

「…………何笑ってるんですかィ。」


沖田くんにジト目で睨まれる


『だ、だって、沖田くんってそがんこと気にするんやなぁって』


『可愛いとこあるんやね』と付け足せば


「全然嬉しくねェ」


とジト目で言われる



「で、良いんですかィ？名前で呼んでも」


『全然良いよ。てか、そがんこと聞かんでも良かとに』


うちが不思議に思って聞けば


「一応、九条さん……Aさんは上司なんでね

それに…………いや、なんでも無いです」


『そこまで言ったら言ってよー！』


するとさっきまで照れていた顔はどこへやら

いつもの意地の悪い顔で


「さぁ？何でしょうかねィ」


さっきまで可愛いなぁとか思っとったとに……。


やっぱ沖田くんはSなんやな



沖田くんと別れたあとは

姫様にお土産を渡したあとに将軍様の容態を診た


うちが診たときには将軍様は

ぐっすりと眠っておられたので

明日には体力も回復するだろう



その後は姫様と買ってきた食べ物を

二人で話しながら食べていた



その時刻二十三時三十分


え？太るって？


気にしない気にしない


だってこれ二次元の話やけん

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