【銀魂】元攘夷志士司令官は幕府専属医師

十三訓 蚊みたいな天人篇-終 ページ14

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銀時side


昨日はホント最悪だった



「夏だし、拝み屋とか儲かるんじゃね？」

とか言って街を歩いていたら



真選組のジミーが依頼してきた



税金泥棒から金をふんだくれるチャンスだったのに

結局バレてしまった



更に、幽霊紛いの天人も居て身も心もズタボロだ



別に？幽霊にビビってた訳じゃねェし？


あのマヨネーズ野郎はビビってたけどな？








そして、屯所内ですれ違ったあの女




相変わらずのぱっつん前髪


長くなった紺色の髪


そして、見覚えのありすぎる顔




いやいやいや、まさかな………。


すると新八と神楽が思い付いたように話しかけてくる



「そう言えば、

この間神楽ちゃんに団子くれた人って

屯所ですれ違ったあの女性ですよ！」


「″A姐″何であんな所に居たアルか？」


「″Aさん″自分でお金持ちって言ってたし、

幕府関係の人じゃないの？」



″A″という昔何度も聞いた名前が

新八と神楽の口から出てきた




松陽が死んでからすぐに消息不明となったA


勝手に俺は死んでいると思い込んでいたが

どうやら違うらしい



俺が考え込んでいるうちに万事屋に着いた


それと同時にババアが店から出てきて

俺はつい「げっ。」と声を出してしまった



やべっ、家賃先々月くらいから払ってねェわ


また家賃を払えと怒鳴ってくるに違いない



しかし、俺の予想は外れていて



「アンタらに客が来たよ。

確か、″九条A″って言ってたと思うがね。


アンタらの知り合いかィ？」



すると新八がババアに説明していた




ババアが言うには

今度またアイツが万事屋に来るらしい




ま、その時に話せりゃ良いか




そんなことを思いながら俺は万事屋へ帰った

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