岡本さん泣いてたよ ページ10
代「ケーキありがとう。すごく美味しいよ」
そう言いながらニコッと笑う代永さんに『それなら何よりです』と返す
私達が今いる場所は近所のショッピングモール内のカフェ
そこで2人して話題のケーキを食べている
代「それにしても、よく知ってたね。こんなに美味しいお店」
『いやぁ、私の情報網にかかれば一発ですよ！』
代「情報網という名の雑誌ね」
『え、なんで知って…』
代「お菓子は料理とはちょっと違うよ」
『え…まさか…黙っといてって言ったのに』
代「そんなこと言われて黙ってるはず無いよね」
頭の中に笑顔でピースしてる岡本さんが浮かぶ
今は、今だけは、その顔を力一杯殴ってやりたいと思った
いや、それじゃ生温いか
よし、今度お菓子作って岡本さん以外のみんなで食べてやろう
何にしようか
私が好きな物でもいいけどやっぱり岡本さんの好物を目の前で食べる方がダメージが大き＿
代「Aちゃん…おーい！聞こえてる？」
『はっ！すいません、考え事してました。何か？』
代「食べ終わったからそろそろ出ようかと思って」
『あー、はい。ちょーっと待ってくださいね？』
そう言ってカバンの中から丁寧にラッピングされた箱(作：店員のお姉さん)を取り出し、代永さんに手渡す
すると、予想外の出来事に狼狽る代永さん(ちょっとレア)を見ることができた
効果は抜群だ！！
代「えっと、開けてもいいかな？」
『どーぞどーぞ』
代「わ！ハンカチ！しかも俺が好きな感じのやつ！！」
『お誕生日おめでとうございます』
代「あ、それでか！ありがとう！」
この顔を見るためにわざわざ雑誌買って良かった、そう思えるほどの反応だった
よし、じゃあこの後はケーキの代金をバレないように代永さんの分まで払えば終わりだ！
そう思って立ち上がろうとすると代永さんに呼び止められた
『どうしました？』
代「いや、俺からも渡す物があったから。はい、これ」
『え、あ、開けても？』
代「うん、いいよ」
恐る恐る開けると中には黒猫をモチーフにしたヘアゴムが入っていた
しかもよく見るとここに来る前に見たお店で私が気になっていた物で
でも値段がキツくて渋々諦めてしまっていた訳で
『泣きそう』
代「あはは、流石に店の中だからやめてね」
『なんなんすかもう。紳士すぎです』
代「そんなことないよ。俺はAちゃんのその顔見れて良かったよ」
なんか、もう、勝てる気しない
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作者(プロフ) - ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (2018年12月16日 15時) (
レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - 続編おめでとうございます。 (2018年12月13日 17時) (レス) id: 0beaa7df7a (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - すいません。指摘ありがとうございます。 (2018年12月9日 23時) (レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグをちゃんと外して下さいねー。違反報告されて作品消される前に。 (2018年12月9日 22時) (レス) id: 050f07fad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2018年12月9日 22時
