声優？なにソレ？おいし…くはないか Part2

どう頑張っても泣けない時ってありますよね ページ16

『たまねぎのみじん切り…いや、ダメだわ。学校持ってけない』





小「さっきから何言ってんの？」

『あぁ小野さん。実はですね、泣くにはどうするか考えてたんです』

小「なんで？」

『今って、卒業シーズンじゃないですか』

小「そうだね」

『私見送る側なんですけど、泣けないタイプなんですよ』

小野「だからって無理に泣こうとしなくても…」




いやそうは言いますけどね？小野さん


卒業式で泣けないってことはつまり


周りはみんな泣く

↓

必然的に目が腫れる

↓

式が終わった後に泣いてない顔を見られる

↓

泣いてないからドライモンスターだとか騒がれる

↓

BAD END




『ってなことになりかねないんですよ！？』

小「そこまでなるかな普通…？」

『なるんです！実際騒がれましたし！！』

小「経験済みなんだね」

『同じ失敗は繰り返したくないんで！』




あの時のみんなの目と言ったらもう…


化け物でも見るかのような感じだったし


珍しく先生にも引かれたし(赤◯先生)


あんなの繰り返してたまるか！




小「手っ取り早いのは、悲しいことを思い出すとかかなぁ」

『例えば？』

小「好物を目の前で食べられた、とか」

『あーそれは、泣く前に手が出ますね多分』

小「え、それ俺らがやっちゃったとしても手は出さない…よね？」

『さぁ？どうでしょう？』

小「何この子コワイ」




そりゃそうでしょう


誰が相手でも容赦しませんよ？


グーかパーか、場合によってはチョキも参戦予定ですけど




『他ありませんか？』

小「え、俺もう聞くのが怖いんだけど」




玲「ただいま」

『あ、おかえり玲。ねぇ何か泣く方法知らない？』

玲「泣きたいのがアンタなら泣ける歌とか聞けばいいんじゃない？よく泣いてるじゃん」

『それだ！ナイス玲！！』

小「流石だね。だけど、卒業式にイヤホン付けていくのはどうかと思うなー」

『そうだった…見つかったら確実に取り上げじゃん』

玲「え、アンタ卒業式にイヤホン付けてこうとしてたの？バカなんじゃない」

『………(返す言葉もない)』




・




・




岡「あ！冷蔵庫にプリンがある！」←Aの

岡「美味しそう…食べてもバレないよね。…じゃあ、いっただきま＿」

『岡本さん？いくら岡本さんでもやっていいことと悪いことがありますよ？(黒笑)』

岡「え、なんか怖…って、危な！？」

『チッ、外れた(チョキ)』

岡「待って落ち着こ…うわあぁぁぁ！！」

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