決意【本編】 ページ14
玲 side
玲「どう？改善した？」
『ダメ、全然変わんない』
玲「そっか。もう物にも反応してきた感じ？」
『多分』
Aにあの症状が出て丸一日が経とうとしていた
一緒に住んでる声優さんたちにはうまくごまかせ…てないような気もするけど、それももう限界に近づいてきている
ヤバイな…バレることだけはなんとしても避けたい
やっぱり家に戻った方がいいのか…？
『玲』
玲「何？」
名前を呼ばれた為振り向くとしんどそうな顔をしたAがそこにいた
その顔に浮かぶ薄っすらとした隈
まさか寝れてないんじゃ
玲「おい、本当にヤバいなら早く元の家に戻れ。そのままじゃ身体が壊れるぞ」
『いや、だいじょぶ、だから。それより、玲』
玲「ん？」
『このこと、伝えてきてくれない？』
玲「は、今までそれで伝えてどんな目に遭ったのか分かって」
『分かってて、言ってんの』
玲「…ッ。分かったよ、後どーなっても知らないから」
『うん』
伝えたところで事態が良い方向に向かう保証はない
むしろ悪い方に進む可能性の方が大きいくらいだ
それでも、頼まれたら断れないあたり俺もAに甘いのかなぁ
ガチャ
玲「それで引かれたらどう…す……んだ」
鈴「お、ちょうどいい。玲借りてくぞー」
玲「え、ちょっと、は！？」
とりあえず部屋を出てから考えよう
そう思って扉を開けた先にあったのは
まさかの鈴木さんの顔(超ドアップ)
いや怖い…
そのまま担がれ連れていかれた先はリビングの大きな机
そこに広がるのは真剣な顔をなされた声優さん方
いやだから怖い…何俺これから殺されんの？
玲「えっと、何ですかコレ」
神「何って、ただ集まってるだけ」
玲「いや絶対ちが」
櫻「Aちゃんの症状についてのことだけど」
玲「……」
思わず息が止まった
櫻「声、触ったもの、存在…大人の全てを拒否する、大人恐怖症みたいなものじゃないかな？」
福「それも突発性のな」
玲「それを聞くために連れてきたんですか」
小「ずっとこのままじゃ困るからさ」
「あ、嫌って意味じゃないよ？早く戻って欲しいと思ってだから！」
慌てて説明する小野さんの声に、言っていいのか…伝えた先に何があるのか考えた
でも結局
玲「合ってますよ、大体は」
下「え、どっか違うの？」
玲「そこも含めて話しますね」
伝えた
もう後悔はしない
作者より
恐怖症の名前、無かったらごめんなさい
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作者(プロフ) - ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！！ (2018年12月16日 15時) (
レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - 続編おめでとうございます。 (2018年12月13日 17時) (レス) id: 0beaa7df7a (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - すいません。指摘ありがとうございます。 (2018年12月9日 23時) (レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグをちゃんと外して下さいねー。違反報告されて作品消される前に。 (2018年12月9日 22時) (レス) id: 050f07fad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2018年12月9日 22時
