声優？なにソレ？おいし…くはないか

玄関の扉って痛いんだね ページ6

玲「ほら、早く押す」

『えー、これ私がやんないとダメ？』

玲「自分がやらかしたことは自分が責任とる」




ドンッと前に押される


見えるのはビルぐらいありそうな大きな建物


不法侵入の謝罪と挨拶で菓子折りを渡そうとしてるけど


私正直ピンポン押したくない派なんだよなあぁぁ


分かる？ピーンポーンって鳴った後のシーンっていう静寂が苦手なんだよおぉぉ




玲「早く押す！」

『うわっ、ちょ、そんな前押さないで！』




ピーンポーン


ガチャ


ゴンッ




「ねぇ小野くん。今何か当たった音しなかった？」

「しましたね、神谷さん」

「ってかさっきインターフォン鳴ってたよね」

「あ！神谷さん神谷さん！女の子が倒れてます！」

「え！？それ大丈夫？」




『…もう私ここのインターフォン鳴らしなくない』

玲「うわぁ、鼻痛そー」




おい玲、憐れむくらいなら助けてくれない？


あんたのせいでお姉ちゃん鼻が低くなりそうなんだけど




「ご、ごめんね！大丈夫？」

『はい、一応は…』

「どこかケガとかしてない？」

『あ、それも大丈夫です。…あの、それよりあなた方ってここに住んでる方ですか？』

「そうだけど？」




おかしいな


朝会った人はメガネかけてたんだけど


この人たちは違うよね




玲「A、朝の人ってこの人たち？」

『え、いや違うけど。背が高くてメガネかけてたよ。…玲？大丈夫？』




さっきの人見つめたまま目見開いてるけど




「あ、もしかして朝櫻井くんが言ってた人？」

『え…櫻井くん？とは』

玲「おそらく櫻井孝宏さんのことですよね？神谷さん」

神「え、ああ、うん。櫻井くんが昼から女の子が来る筈だからもてなしてあげてって言ってたけど、もしかして君たち？」

小「あの話ってほんとだったんですね！」




待って、全く話が読めないんだけど


もしかして置いてけぼり！？




玲「いや、僕は違います。多分コイツがそうです。ご迷惑をお掛けしてすいませんでした」

神「いや、うん。むしろこっちがケガさせちゃったし、とりあえず櫻井くんが言ってた通り上がる？」

玲「そうさせてもらいます」

小「えぇ！？神谷さん、コンビニは？」

神「小野くん1人で行ってきて」




どうすればいいんだろうか


とりあえず助けてって目で玲をみたら




玲「この人たちみんな声優さんだよ。多分朝Aが会った人もね」

『声優さん？』

玲「はぁ…それ含めて説明するから今は上がろう」

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