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酒は人を変える ページ49

『ってなことがあったんです』

鈴「なんか…おまえも大変なんだな」

『なんだろ、鈴木さんにそれ言われたら終わりな気がする』




僕も何か作ろうかな


そう言ってキッチンに引きこもった島崎さんは言葉の通り、たくさんの料理と共にキッチンから出てきた


その結果、今この場にいる人じゃ消費不可能という判断が下りパン、唐揚げと一緒に食卓に並ぶこととなった




下「いやぁ、助かったよ。Aちゃんが手伝ってくれて」

『何が手伝うですか。あなたのせいで私がどれほど辛い思いをしたか…!!』

梶「揚げ物って油散るからねー」

『そうなんですよ!油むっちゃ熱かったです!!』




アチッ、アチッっと一回一回飛び跳ねた結果余計に時間がかかり、また飛び跳ねる


ほらもう手が真っ赤っか




島「このパンすごく美味しいですね!」

岡「でしょ?それ俺1人で作ったんだよ!」

『コラそこ!息吐くように嘘つかない!何フツーに私の存在忘れてくれちゃってんすか!』

岡「え、Aちゃんいたっけ?」

『…泣きますよ?』




そう言うと岡本さんが笑いながら「ゴメンゴメン」と謝った


今の絶対気持ちこもってなかった




代「うん!美味しい!Aちゃん、ありがとう」

小「お疲れ様」

『どういたしまして、代永さん。小野さん、その言葉泣きたいほど嬉しいです』




実際、感謝されて労られたのってこれが初めてだし


あ、いや違うのか


そういや鈴木さんにも言われたんだった


ありがとうございます、鈴木さん




玲「Aが料理して成功とか、明日大雨?」

福「これって成功のうちに入んの?揚げただけだろ?」

『ぶっ飛ばしますよ?成功ですから。あと明日は降水確率0%で、雲一つない晴天だかんな!!』




ほんと、なんでこの人たちは素直に感謝できないのかね


美味しいなら美味しいって言えばいいのに




櫻「なんか、ミニパーティーみたいになっちゃったね」

神「まぁ、これだけ料理がありゃそうもなるだろ」

『すいませんいきなり、こんなことになっちゃって』

櫻「ん、別にいいよ。楽しいし、美味しいし」

神「それより、いいの?あれ」

『ん?』




神谷さんが指差した方向を見るとそこには続々とお酒の蓋を開け始める大人たちがいた




『あー、私見なかったことにするんであとはよろしくです』

櫻「うん、お疲れ様。おやすみ」

『ありがとうございます。おやすみなさい』




あの後何が起きたかなんて、考えたくもない

続編について→←お料理って大変なんだね



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モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます!出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2018年8月26日 6時

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