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エセ外国人 ページ21

『岡本さん岡本さん!』

岡「うん。とりあえずそんな呼ばなくても一回言えば分かるから。どうしたの?」

『岡本さんって料理できますか?』

岡「また唐突だね…何かするつもり?」




学校のない休日、1日暇となった私はちょうど家にいた岡本さんに話しかけた




『いえ、ちょっとお菓子を作ろうと思って…誰か手伝ってはくれないかなぁ、なんて』

岡「え、お菓子!?するする!手伝うよ!俺何すればいいの?」




相変わらずというか何というか、前も思ったけど岡本さんお菓子のこととなると目の色変わるよね


まぁ今回においては都合がいいけど




『メレンゲクッキーを作りたいんで、メレンゲ作ってください』

岡「メレンゲってあの、白身の?」

『はい、卵の白身を混ぜたやつです。ここハンドミキサーってあります?』

岡「あるよ」




じゃあ話が早い


岡本さんにハンドミキサーを持ってきてもらうよう言った後、冷蔵庫から卵をいくつか取り出す


余った黄身どうしよう…捨てるのは流石に勿体ないよね


ま、いっか。後で考えよ




黄身と白身を分けていよいよ混ぜるだけとなった時、岡本さんが丁度戻ってきた




『ナイスタイミングです岡本さん。ハンドミキサーの使い方ってわかりますか?』

岡「うん、大体はね』

『じゃあ白身、このボウルの中にまとめといたんであとはそれ使って混ぜててください』

岡「了解…って、Aちゃんは?何かしないの?」

『私は…勉強です』




言った途端あ、可哀想って目でこっち見てきた岡本さん


うん。可哀想って思うならさっさと手動かしてください、私のためにも


こちとら好きで勉強してるわけじゃないんですから




ようやく混ぜ始めた岡本さんを横目で見たあと問題集を見る


こないだ下野さんに手伝ってもらったけど結局進まなかったし、今度こそ何とかしないと!




岡「ねぇAちゃん。なんで急にお菓子?ってか手伝ってくれないの?」

『よく言うじゃないですか、疲れには糖分!私はこれから疲れる予定なんで!!』

岡「まぁたしかに聞くけどさぁ、作るの俺1人?面倒だからって俺に押し付けてない?」

『ソ、ソンナコトアリマセンヨ?』

岡「Aちゃん目泳いでるよー、バレバレだよー」

『ナ、ナンノコトデスカ?ワタシニホンゴワカンナイナー』

岡「そこまではっきり喋れるなら日本語分かってるよね。諦めなよ」




ニ、ニホンゴ?ナンデスカソレ

食べるなって言われると食べたくなる→←ボイスアクトー



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モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます!出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2018年8月26日 6時

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