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梶くん誕生日回その2 ページ15

梶side




『あ、梶さん梶さん。ケーキ食べ終わったらちょっと来てもらえませんかね?』

梶「え、別にいいけど。何かあるの?」

『ふふっ、内緒です』




今日は俺の誕生日だからとわざわざ作ってくれたケーキをシェアハウスのみんなで食べていたらAちゃんにそう言われた


あ、みんなで食べたって言っても何人か仕事でいなかったけどね




その後




梶「Aちゃん、食べ終わったけど…」

『あ、もう食べ終わったんですか?じゃあはい、これどうぞ』

梶「何これ?」

『誕生日プレゼントです。開けてみてください』




誕生日プレゼント、そう言われて渡されたのは手の中に入るくらいのラッピング済みの箱


恐る恐る開けてみると中に入っていたのは2つの革でできたブレスレット




『昨日代永さんに手伝ってもらってたんですけど、逃げられちゃって。で、梶さんのこと考えながら探してたらこれが見つかりました』

梶「なんか貰えるとは思ってなかった分感動がすごい。でも、なんで2つ?」




それも白と黒っていう真反対の色だし




『貰えると思ってなかったって…はぁ、なぜ2つかと言いますとね、個人的に梶さんって色で表すと白っぽいなっていうのと、黒は単に私が好きだからです』

梶「だから俺のこと考えた結果ってわけだ。…半分違うけど」

『そこは気にしない方向で』

梶「…ありがとう、俺貰えて嬉しいよ」

『どういたしまして』




白は俺が貰うとして、黒どうしようか


見たところペアみたいだし


…あ、そうだ!!




梶「じゃあ白は俺が貰うから、黒はAちゃんが持ちなよ」

『それプレゼントの意味なくないですか?』

梶「そこは受け取っときなよ…黒は俺からのお返しってことで。文句は認めないからね」

『えー』

梶「ありがとね!俺ちゃんと付けるから!」

『あ、ちょっと逃げないでくださいよ!』




白い方を取り出し逃げる


プレゼントでブレスレットを渡すって意味があるんだけど、多分分かってないよね




その後




『ちょっと神谷さん聞いてくださいよ!』

神「何?」

『さっき梶さんに誕生日プレゼント渡したらですね、貰えるとは思ってなかったって言ってきたんですよ!酷くないですか!』

神「まぁ、Aちゃん相手じゃ貰えるとは思わないよね」

『…分かりました。私神谷さんの誕生日は何も渡しませんから』

神「え!?ちょ、梶くん!!どこいるの!」

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モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます!出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:作者 | 作成日時:2018年8月26日 6時

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