猫追っかけ歴14年 ページ1
『行ってきまーす』
玲「行ってら。ちゃんと勉強しろよ」
『うるさいわ！当たり前でしょ、そのために学校行くんだから』
我が弟といつもの掛け合いをした後玄関を開ける
全く、なんでアイツは頭いいのに私は悪いんだよ。あれか、私の中の秀才の部分が全部持ってかれたのか
少しくらい分けてくれたっていいじゃないか
『あ、ネコ！しかもまだ見たことないミケちゃんだ！』
玄関からおよそ3メートル先、ミケ猫発見
ヤバイ、超かわいい
学校へ向かうはずの足は逆に動き猫を追いかける形になる
『待って、ミケちゃん。ほら、おいしいおやつあるよ！』
これはたから見たら不審者まっしぐらなんだろうな
だっていい年した中学生がお菓子持って歩みよってんだよ？←ただし猫用
『あ、逃げないで』
何を思ったか、一目散に隣の家への塀を登り見下ろしてくるミケ
そのまま隣の家へと飛び降りたので慌てて追いかける
ん？不法侵入？気にしないの
『ミケやーい、どこいるのー？』
「君、誰？学校大丈夫？」
『え、わわわ！す、すいませんでした！不法侵入ですよね！今すぐ消えます！』
「いや、大丈夫だから。それよりも、そのキャラクター好きなの？」
やっとミケのしっぽがチラッと見えた、と思ったら家の住人らしき人に声をかけられた
うおっ、ヤバイこれヤバイと必死に消えようとしていたら突然聞かれたのは、カバンに付けていた御幸の缶バッジ
あー、これか。最近弟に勧められて見始めたアニメのキャラで弟からもらったやつだけど、私倉持の方が好きなんだよな
『あ、いえ。これは弟が好きなキャラで、私は倉持派です』
そう言うと何故か苦い顔をした後普通に戻った
あ、もしかして御幸が好きとか？なら悪いことしたな
『でも、御幸も好きですよ、はい』
「そっか。そんなことより学校は？」
完璧に忘れてた☆
『あ…不法侵入すいません！学校に行かさせていただきます！』
「うん、いってらっしゃい(笑)」
『行ってきまあぁぁす』
うん、もうこれ間に合わないや
先生に謝っとこう
そう思ったら後ろから聞こえた声
「学校終わったら俺らの家来てよ」
『え、あ、はい！…ん？俺ら？』
時間がないせいで詳しくは聞けなかったけど俺らとは一体
櫻「んー、倉持か。なんか悔しいな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モツ(プロフ) - 返信遅くなりすいません。コメントありがとうございます！出来るだけ更新できるようにしますのでこれからもよろしくお願いします (2018年9月2日 21時) (
レス) id: bd1d0739b8 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - 続き早くみたいー (2018年9月2日 16時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：作者 | 作成日時：2018年8月26日 6時
