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104話 ページ6
「王様だーれだ！」今度は誰…？
「私よ！」有栖川さん？！有栖川さんどんな命令してくるんだろう…？
「10番が5番を膝枕して耳かきする！」…えぇぇぇぇ！？何で？！何しちゃったの？有栖川さん！しかも私10番だし…。
「俺5番…。10番A？」凛月くんなの？5番。
凛月くんの頭を膝にのせて綿棒を渉から受け取る。
「大丈夫？なんかひどかったら言ってね？」
「Zzzz…」…って寝てるし！？そーっと耳に綿棒を入れる。一瞬ﾋﾞｸｯっとする凛月くん。
「ご、ごめん！びっくりしたよね？！」
「ん〜？大丈夫〜」その代わり…と起き上がると凛月くんは私の首に顔を埋めて
「血…吸っていい？」と聞いてきた。
「いや…」「だめです」…渉？！割り込んで来たよ？！
「だめ？」…そんな可愛い顔してこっち見ないでくれ。止めてくれ。
「だめです☆」私を自分の方へ引き寄せながら渉が言った。ヤベェ…！格好良いよ…！
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作者名：塩結び丸 | 作成日時：2018年5月9日 16時
