【本編】宮城県立呪術高等専門学校！？

【狗巻杏蘭/１年1組/Hiiragi】 ページ15

「...交流会。兄様や東京の方々に会える…!!｣


突然発表された、第２回交流会の話。

正直、僕は聞いた瞬間に舞い上がってしまった。

だって、あの交流会ですよ！とうとう宮城校も参加できるなんて...嬉しすぎる！

あの日から数日経ったけど、まだ興奮が抑えられないんだよなー



そんなことを考えながら通話ボタンをタップする。

...電話相手？もちろん、”あの人”だよ。



棘『しゃけー(もしもしー杏蘭？)高菜ー？(元気ー？)』

「あ、兄様。こんばんは！僕は今日も元気いっぱいだよ！(笑)今日はとっても嬉しいニュースがあってね、電話したんだー！なんだと思う？」

棘『...ツナマヨ！(...多分、交流会のことでしょ！)』

「あ、なんだ。知ってたんだ。流石兄様！」

？『((あァ、棘。それって今話してんの杏蘭だよな。ちょ、スピーカーにしろっ。))』

？『((そぉだよ！棘ばっかずるいぞ！))』

棘『...しゃけ。(はいはい。)』

(あれ、この声って...)

希『よぉ、杏蘭。元気か？』

パ『杏蘭ー！俺だぞー！パンダだぞー！』

「あ、やっぱり真希さんとパンダさんだー！やっほー！」

希『で、今何の話してたんだ？』

棘『こんぶ、ツナマヨ！(交流会の話だよ！)』

希『あぁ、そうか。あれ、杏蘭も出るんだったな。...割と東京校の奴らは本気だぞ。まあ、私も含めてだがなァ。せいぜい頑張れよ。(ニヤり)』

パ『あぁ、パンダさんの本気、見せてやるぞ！』

棘『しゃけ！明太子！(僕も！頑張るぞー！)』

「あー、じゃあ、僕も本気出さなくちゃ倒されちゃうかもねー(笑)皆さんとの対戦、すっごく楽しみにしてるからね！」

棘『明太子！(頑張れー！笑)』

「あ、少なくとも兄様には絶対に勝つからっ！笑」

棘『ツ、ツナ！(ぼ、僕だって杏蘭には勝つんだからっ！)』

「ふふふっ。やっぱ、兄弟って考えてること同じだね！じゃあ、交流会で絶対に対戦しようね。」

棘『しゃけ！！(もっちろん！！)』

パ『おいおい。俺たちのことも忘れるなよ！１年ズのこともな！』

希『あァ。私らだって会ったら手ェ抜かないからな。』

「はいはい、わかってるって。んじゃ、もう今日遅いし切るよ。また交流会でね！」



ははっ、相変わらずだなー。年下の僕にも容赦しないとか(笑)

ほんと、気をつけないとあっとゆう間に倒されちゃうじゃん。



明日から、自主練頑張んなくちゃ...



その日は、辺りを月光が優しく包み込むような夜だった。

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