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『それで？ なんでこんなに遅かったん。はよ説明しろや』
「結局言う流れじゃん」
「まあ叱ってある程度落ち着いたら訊くやろ」
「落ち着くと言うか気持ちよくなってるだけでしょ」
「しばくぞ」
普通そんなものでは。相手が大人しくしているから、自分は間違ったことを言っていないという思い込みが激しくなるのだ。
『その、友達と遊んでたら遅くなっちゃって……。ちゃんとタクシーで帰ってきたし大丈夫かなって。……連絡いれたでしょ？』
「どうですかショッピさん」
「いっそ泊まってくれた方が安心できたわ」
せやな。深夜二時なら泊まるだろ。というかそんな時間まで何をしていたんだ。
『連絡？ ああ、今日は泊まるっていう連絡のこと？ 入ってたで。それなのになんで帰ってきたん？』
……あれ？
「気が変わったんとちゃうの」
「……いや、最初から泊まるつもりはなかったんだと思う」
「嘘やったってこと？」
恐らくは。まだショッピの発言しか根拠がないから確信は得られないが、私の予想通りなら深夜二時になっても泊まらずに帰ってきた理由は分かる。
『泊まろうと思ってたんだけど、やっぱりショッピが気になって帰ってきたの』
「それこそ連絡がいるやろ」
「そうだね。それなのに連絡を入れなかったってことは、それなりの理由があるんだと思う」
ショッピは怪訝な顔をする。まあそうだよね。
私もショッピの立場だったらそんな顔をすると思う。
『ふーん。なんでそれは連絡せんかったん』
『もう寝てるかなって……』
「寝てると思っても連絡はするやろ。電話するわけでもあるまいし」
私にしては上手い嘘をついているが、ショッピが鋭いのもあって感付かれている。現実のショッピも不審がっているし。
「ここまでやれたなら、あとひと押し出来たら良かったんだけどね」
「……そろそろ説明してくれても良くない？」
「そうだね。……多分言及されると思うけど、この私は逃げようとしてるんじゃないかな」
冒頭のように私が帰ってくるまで起きているショッピに泊まると言えば寝ると踏んで、寝静まった頃に帰って必要なものだけを持って友達か誰かの家にお世話になるつもりだったのだろう。
「あれだけの情報量だけでなんでわかんねん」
「私だったらそうするからかな……」
若干モラハラ気味だもん、逃げたくなるよね。
きっとあのショッピは私の通帳とかもろもろ管理しているだろうし、それを持って逃げるとなればショッピの視線がないときだ。
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鹿野ユズナ(プロフ) - 逆に夢主ちゃんのヤンデレを攻略する主役も面白そうだな、と考えが溢れて止みません。もしやお花畑様天才ですか？夢主ちゃんや物語に詰め込まれた魅力がすごいです。続編移行お疲れ様です。これからも頑張ってください！ (2020年10月6日 0時) (
レス) id: 6c05b173a1 (このIDを非表示/違反報告)
脳内お花畑(プロフ) - 鹿野ユズナさん» コメントありがとうございます！そこのところ、どうなるんでしょうね？怖がるのか冗談めかして流すのか、それともノリなのか本気なのかはさておいて一緒になってヤンデレになるのか……。私も知りたいです (2020年10月5日 20時) (レス) id: 999cc5b25a (このIDを非表示/違反報告)
鹿野ユズナ(プロフ) - これ、実際にゲームみたいなこと主役たちに言われた夢主ちゃんの反応も気になりますよね……悪ふざけなのかガチなのかは置いておいて（にっこり） (2020年10月5日 18時) (レス) id: 6c05b173a1 (このIDを非表示/違反報告)
脳内お花畑(プロフ) - 悠さん» ありがとうございます！そろそろ続編へ移行するので、続編も読んでいただけると嬉しいです…！ (2020年10月3日 14時) (レス) id: 999cc5b25a (このIDを非表示/違反報告)
悠(プロフ) - (*＾＾*)最高や.......(脳溶けた)スマホ没収されっとって見れへんかったけど、返してもらって見たら.......うん、最高や.......(＾p＾) (2020年10月3日 13時) (レス) id: 8d0048bdd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：脳内お花畑
| 作成日時：2020年9月14日 19時
