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「ベアが茶、運んでるー！
絶対毒入りやーっっ！」
蜜柑ちゃんが指さす方を見れば、確かにベアが翼くんにお茶を運んでいる。
蛍ちゃんはヘルメットを被って銃を持ってるし(水鉄砲)
蜜柑ちゃんと委員長は顔が蒼白で震えてるし
野乃子ちゃんは遠くに行っちゃっうし…
なんで皆がそんなに怖がっているのか分からなかった。
「そんな事、あったんだ…」
話によると蜜柑ちゃんは入学初日、ベアに痛い目に遭わされたらしい。蜜柑ちゃんをはじめ、蛍ちゃんと委員長もすっかり警戒してる。
翼くんは大丈夫、大丈夫と言いながらベアの頭を撫でてみせた。
「
一応 俺には歯向かったりしねーんだ、コイツ。
俺と一緒にいりゃ、お前らには手はださねぇよ」
そういえば 、委員長がそんな事を言っていた気がすると蜜柑ちゃんは当時を思い出す。
────まったく、はた迷惑な
警戒している３人の心の声はただ漏れだった。
「Aー、お前にはある程度大人しいだろ？」
翼くんの言葉に、蜜柑ちゃんたちは慌ててあたしに目を向ける。んー…と唸って少し考えてから答えた。
「ベアは、優しいよ。いつも話を聞いてくれて、たまにポカポカ殴られる事もあるけど、大人しいとか大人しくないとか関係ない。 ベアはあたしの友達だから、ね？」
首を傾げて覗き込めば、ベアはコクリと頷いてくれた。
それを見てた蜜柑ちゃん達から敬意を払われていた事、安全地帯と思われていた事をあたしは知る由もない。
────話は戻って、Ｂ組の学級崩壊について。
「棗のせいっつーよりはクラスの行き場のないストレスがそーゆー形で現れたってところだな」
「…ストレス？」
「Aも入学当初はターゲットにされてただろ」
「…ゔ。うん…」
「多かれ少なかれ
この学園に不満や不安を抱かねぇ奴はいねーし。
学園にとったら所詮、生徒なんてコマだからな」
「…そんなの、ひどい。
アリスの前に一人の人間なのに」
「ここじゃ仕方ねーさ。それを感じとれば感じとる程、俺や棗みたいに反抗して問題児のレッテル貼られる奴が出るってわけ。
多分、クラスの奴らは棗に便乗して悪ノリしてんだろ」
「…棗くんは、あんまり気にしてないみたいだよ、」
あたしの言葉に、そうやなーって共感した蜜柑ちゃんは頷いて溜息を吐いた。
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未来(プロフ) - 唐瓜さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！私事ですが、更新が不定期になります。申し訳なく無いですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。応援の言葉を糧に頑張ってまいります！ (2020年6月6日 13時) (
レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
唐瓜(プロフ) - 面白くて大好きになりました！！これからも応援しています (2020年5月27日 23時) (レス) id: 3816d577a0 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - はるかさん» 楽しんでいただけているようで嬉しいです。これからも何卒、気長にお付き合いください^ ^ (2020年5月6日 14時) (レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 話読むごとに学園アリスのストーリー思い出して楽しませてもらいました…！ (2020年5月6日 1時) (レス) id: 711d6ac2b7 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - はるかさん» 応援ありがとうございます！これからどんどん更新していくので宜しくお願い致します。 (2020年4月24日 14時) (レス) id: ff0bac3a56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未来 | 作成日時：2020年4月24日 1時
