期待 ページ28
傭兵視点
あんたはそれでいいのか。
だって。変わらない日々を、ここを、仲間を1番愛していたのは。
あんたじゃないか。
「そいつはすげえな。どうやったら出られるのか聞かせてくれよ」
「それは言えない。でも、私が絶対にどうにかしてみせる。だから安心してくれ」
任せろと微笑むイライ。
その真意は分からないが、彼になら任せられる。
彼はいつでも完璧に物事をこなすのだ。
彼なら出来る。
「じゃあ任せたぜ!イライ!俺らをここから連れ出してくれよ」
「ああ、もちろんさ」
力強い返事に期待を込めながら自室へと帰る彼の姿を見送る。
きっと数日後にはここから出てみんなで手を取り合い喜びを分かち合えるのだろう。
そうなる日までにウィリアムとマーサが帰ってくるといいな。
二人とも、食われたなんて。
そんなの嘘に決まってる。
ああ、外に出るのが楽しみだ
俺もイライの手伝いを出来るだけしなければ。
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ゼロ(プロフ) - なんかクトゥルフ?とかわからないけど読んでみたら面白かったです! (2020年6月21日 23時) (レス) id: c3efaf6a5b (このIDを非表示/違反報告)
外国製烏(プロフ) - 月さん» ありがとうございます!光栄です! (2019年6月1日 13時) (レス) id: 19489dbd8a (このIDを非表示/違反報告)
月 - 面白いですね! (2019年5月31日 19時) (レス) id: 235ab58054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:外国製烏 | 作成日時:2019年5月24日 18時