【第五人格】神話生物注意報！【クトゥルフ】

聞いただけでは身につかぬ ページ17

「うわああああ！でたあ！」

機械技師が叫び、逃げ出す。

逃がすわけにはいかない。

あとを追いかける。

が、姿が見えない。足跡を追ってみると、どうやら板の後ろにいたようで。

「いっ…た」

板がクリーンヒットした。めちゃくちゃ痛い。ズキズキする。

頭がクラクラする……これが気絶状態か。勉強になった。


「逃がすか！必ず捕まえてやる！」


急いで奴のあとを追いかける。

調香師が救助されているが関係ない。いくら後悔しても後の祭りだ。


「いやああああ！来ないでぇぇぇぇ！僕死にたくない！」


この機械技師チェイスめちゃくちゃ上手いな！？

何度も攻撃を与えようとするが、全然当たらない。

というか、先程から何度も板をぶつけられて頭がズキズキと痛む。

見逃されると思うなよ！


「ぜっ…はっ…なかなか…やるな」


あたらん！あたれ！この！このっ！

無我夢中で撃ちまくる。こういうのは質より数だ。1発でも当たればいい。

もう70秒はチェイスしたのではというころ、ようやっと攻撃を加えることが出来た。急いでダイスを回す。

[1d3→3]

うっっしゃあ！！！！！！

ダイスの女神が珍しく俺に微笑んでる！！！

ダウンさせた機械技師を見て思わずガッツポーズをする。

暗号機は残り2台だが、今回俺はノーワンを持ってきた。挽回はいくらでも出来る。


達成感で満足していて気づかなかった。

椅子に座らせる直前に納棺が終わった事に。


目の前で溶けだす機械技師。

遠い棺桶。

絶賛クールタイム中の瞬間移動。

絶望的だ……やる気削がれる……

壁に向かってスタンプを貼る。
やる気がだんだんと無くなっていく。

穴があったら入りたい気分だ。


そして暗号機全部ついた。はやい(思考放棄)

攻撃判定→←力量

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