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●3.JK● ページ3

JK「あれ、今日ゼリーじゃないんだ」









気付いたら
無意識にそう言っちゃってて。








女の人はその日、
シュークリームを一つだけ買って
いつも一緒の
餅みたいな彼氏は隣にはいなくて。

毎日カロリーゼロのゼリー買うのに。








『彼氏がダンスやってる人で。

減量頑張ってるのに
私だけシュークリームなんて食べられない
じゃないですか?

今日は家に帰ってこないって言うから、
シュークリーム食べようと思って』






つまり、
彼氏に気ぃ使って

彼氏がいるときは
カロリーゼロのゼリー食べて

いないときは
シュークリームを食べてるってこと?





かわいそーなカップル。
心の中で精一杯軽蔑した。









『変なのはわかってるんだけど、ね。
ま、はい、ありがとーございます』








いつもみたいに笑って
シュークリームを持って
店から出る女の人。

背伸びして彼氏に合わせて。
かわいそーな女の人。







でも

俺はどっかで
引っかかる。

これが何なのか

なんでこんなイライラしてんのか
わかんないけど









俺だったら彼女にそんなことさせないのに
って心の奥で思った。

彼女はシュークリーム食べて
その横にいる俺はそんな姿を見て微笑んで
一口だけもらったりして、
太ったらその分運動して。

それでいいじゃん。

って
部外者のくせに
勝手に怒って
勝手にイライラしてる俺がいて。








.

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設定タグ:BTS , ジョングク , グク   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年5月23日 23時

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