●10.JK● ページ10
ベランダでAから
話しかけられた瞬間を
未だに忘れられない。
騒音被害って
俺の顔をみて叫んで。
俺の歌がAに聞かれてるなんて
恥ずかしすぎて。
だって、
あの歌、
Aを想って書いたから。
でもよくよく聞けば
歌詞までは聞こえてなかったみたいだし。
良かったんだか
良くなかったんだか。
“君は僕の人生にもう一度昇った日の光”
“わからないんだ この気持ちが何なのか”
“運命みたいなありふれた言葉とは違う”
歌詞をベースに
MVのアニメーションも
自分で描く。
この画像編集が1番大変。
最近よく眠れてない。
でも寝たいとも思わない。
ウズウズしてなんだか
眠れない。
金曜日の夜、
Aと話せるあの時間が恋しくて
たまらない。
毎日が金曜日だったらいいのに。
壁一枚向こうにAがいる。
俺とA。
こんなに近くて
こんなに遠い。
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作者名:やきにくさん | 作成日時:2020年5月23日 23時