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二."極悪非道" ページ4

ああ、なんて日なんだ今日は。夜勤明けなのに朝から班長に門番を(無理矢理)任され、どうせ誰も来ないからとぐっすり寝ていたのに。なんで起きたら目の前に刀を持った物騒な女がいるんだ!

「やっと起きたか、間抜け妖怪」
「おいおいおいやめてくれ殺さないで!」
命だけは助けてくれ。ていうか刀を納めろよなんて彼は言えない。悲しきかな。


「貴様、ここの門番だな?早くこれを開けろ」
物騒な刀女はどうやら門を通りたいらしい。

「ここは人間が通るようなところじゃないぜ。さっさと帰んな〜・・・・・・」
間抜け妖怪は大きな欠伸をした。シラバはキレた。彼女は沸点が低いのだ。

「貴様、やはり殺されたいか。大人しく通せばよいものを」
「わわわわわかった!!!だから止めろ!!!」
今のは本気で殺されるところだった。シラバは武器を構え、今まさに間抜け妖怪の首を切り落とそうとするところだったのだ。

「なら早く通せ。私は怨霊だ、貴様を呪うこともできるのだぞ」
「わ、わかったって・・・・・・今開くから・・・・・・」
「あと、貴様は私に着いてくること。なにかと便利そうだからな」

ああ、まずい女だこいつは。タチが悪い。相手が抵抗できないのを利用する極悪野郎だ。そもそも怨霊だと。なんで成仏してねえんだこいつは!仏でも匙を投げたやばいやつなのか!?

「名前を答えろ。貴様が先にだ」
なんだこいつは!と心の中で思いつつ、答えなければ殺される気がしたので妖怪は名を答えた。

「ま、マガツだ」
「私はシラバ。閻凱シラバ。貴様には私の復讐に地獄の底まで付き合ってもらうぞ」
何故か勝手に決められた。
誰がこんな奴について行くか!

「なあ、お前よ。地獄っても何しに行くんだ?」
「阿修絶だ」
「はい?」耳を疑った。

「鬼を殺しに行く。だから阿修絶まで行く」

阿修絶だと。冗談だろ?ああ、これはもう帰って来れないな。さよなら母ちゃん。

この日、シラバの時間は大きく動き出した。都合の良い妖怪を一匹捕まえられたのは大変運が
良かった。
家族、仲間達の無念。そして、自分の中の憎しみをぶつけるためになんとしてでも果たさなければならないのだ。


マガツは酷く後悔した。生きて帰れるはずがない。それなのに流されてしまった。ああ、最悪だ。阿修絶だなんて、冗談であってほしい。

二人は地獄の門の奥へと進む。
少女の復讐劇が、今幕を開ける───

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ほうじょう(プロフ) - 朝霜91さん» ありがとうございます。また、他サイトの方に長尺版を投稿する予定ですのでそちらもどうぞよろしくお願い致します! (2月16日 11時) (レス) id: 8d38d20e51 (このIDを非表示/違反報告)
朝霜91(プロフ) - こみゅ〜から来ました!宣伝効果すごいですね!面白かったです! (2月16日 9時) (レス) id: 28c0056888 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:北条 | 作者ホームページ:https://twitter.com/SiriZ_omarl?s=09  
作成日時:2018年2月15日 1時

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